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09月16日-05号

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  1. 北上市議会 1998-09-16
    09月16日-05号


    取得元: 北上市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-30
    平成10年  9月 定例会(第75回)平成10年9月16日(水曜日)議事日程第9号の5                      平成10年9月16日(水)午前10時開議 第1 認定第1号 平成9年度北上市水道事業会計決算の認定について 第2 議案第77号 北上市体育施設条例の一部を改正する条例 第3 議案第78号 北上市農業集落排水事業分担金条例の一部を改正する条例 第4 議案第79号 平成10年度北上市一般会計補正予算(第2号) 第5 議案第80号 平成10年度北上市老人保健特別会計補正予算(第1号) 第6 議案第81号 平成10年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第2号) 第7 議案第82号 平成10年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第3号) 第8 議案第83号 平成10年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号) 第9 議案第84号 平成10年度北上市水道事業会計補正予算(第1号) 第10 発議案第6号 恒久的所得減税等を求める意見書について 第11 発議案第7号 医療保険制度の充実を求める意見書について 第12 発議案第8号 道路整備予算の大幅確保に関する意見書について 第13 請願・陳情について---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(34名)      1番  久保孝喜君      2番  千葉孝雄君      4番  小田島龍一君     5番  鬼柳武司君      6番  梅田勝志君      7番  高橋 元君      8番  鈴木健二郎君     9番  高橋孝二君      10番  三浦悟郎君      11番  高橋 明君      12番  金田ハルノ君     13番  小原健二君      14番  小松久孝君      15番  及川洋一君      16番  高橋 功君      17番  及川幸太郎君      18番  多田 司君      19番  藤枝孝男君      20番  千田三一君      21番  高橋義麿君      22番  渡辺紘司君      23番  伊藤隆夫君      24番  及川淳平君      25番  菅原行徳君      26番  菊池基行君      27番  八重樫眞純君      28番  柏葉 明君      29番  鈴木健策君      30番  舘川 毅君      31番  高橋一夫君      32番  小原健成君      33番  高橋高志君      34番  柏葉省一郎君     36番  平野牧郎君---------------------------------------欠席議員(1名)      35番  昆野市右ェ門君---------------------------------------事務局職員出席者   事務局長   斎藤正夫君     事務局次長  菊池昭雄君   副主幹          折笠裕一君     議事調査係長 下瀬川俊一君   兼庶務係長   主任     鷲見裕子君---------------------------------------説明のため出席した者   市長     高橋盛吉君     助役     下屋敷勝哉君   収入役    小原善隆君     企画調整部長 高橋正夫君   財政部長   伊藤 巖君     市民生活部長 小笠原哲哉君   保健福祉部長 真山 峻君     農林部長   照井脩二君   商工部長   菅崎 久君     建設部長   新田厚男君   都市整備部長 伊藤寿左エ門君   水道部長   平野達志君   教育委員会          高橋忠孝君     教育長    成瀬延晴君   委員長                    選挙管理   教育次長   荒磯富治君            千田長三君                    委員会委員長                    農業委員会   監査委員   菊池信司君            小原詔雄君                    会長   総務課長   加藤正武君---------------------------------------            午前10時06分 開議 ○議長(平野牧郎君) ただいまの出席議員数は34名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事は、お手元に配布しております議事日程第9号の5によって進めます。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第1、認定第1号平成9年度北上市水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。 本件に関し委員長の報告を求めます。建設常任委員長伊藤隆夫君。     (建設常任委員長 伊藤隆夫君 登壇) ◆建設常任委員長(伊藤隆夫君) 建設常任委員会委員長報告を申し上げます。 去る9月3日の本会議において、当委員会に付託になりました認定第1号平成9年度北上市水道事業会計決算の認定について、当委員会は、10日に会議を開き、水道部長等の出席を求め、詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 最初に、業務の概要から申し上げます。 水道の普及状況は、給水戸数2万9,901戸で、前年度に比較して3%の増、給水人口は8万8,867人で2.2%の増となっており、行政区域内人口に対する普及率は98.5%で、前年度より1.3ポイントの上昇となっております。 年間総配水量は1,001万2,626立方メートルで、前年度に比較して1.5%の増、これに対する年間総有収水量は、798万9,351立方メートルで2.5%の増となっており、有収率は、前年度を0.8ポイント上回る79.8%となっております。 有収率の向上については、漏水防止対策として管延長109キロメートルの管路音聴調査と8,321件の戸別音聴調査を実施し、82件の漏水箇所を発見して、その修繕工事を行ったほか、老朽管更新事業として、村崎野地区ほか10件、延長1万7,352メートルの老朽管更新工事を行っております。 このほか建設改良事業として、開発に伴う水需要や災害に対応するため、黒沢尻西部土地区画整理事業地内を初め、江釣子地区等に1万1,230メートルの配水管を布設するとともに、平成22年度を目標とする「北上市水道事業基本計画」に基づく第5次拡張事業では、口内地区等で延長5,326メートルの配水管布設工事を実施し、北上市における未給水区域を解消しております。 次に、決算の概要を申し上げます。 収益的収支の状況は--税抜きでございますが--、営業収益が19億8,232万8,433円で、前年度に比較して0.6%の増となったものの、収入総額は20億9,906万4,747円で、1.8%の減となっております。 これに対し、支出総額は22億9,944万7,651円で、前年度に比較して2.9%の増、うち営業費用は18億1,415万5,053円で、営業利益は1億6,817万3,380円となっております。 上水道高料金対策補助金等の営業外収益は1億1,669万3,850円、支払い利息等の営業外費用は4億8,447万3,216円で、差し引き3億6,777万9,366円の不足を生じ、経常損失は1億9,960万5,986円となっております。 特別利益及び特別損失を加えた結果、当年度は2億38万2,904円の純損失となり、この欠損金の処理については、前年度繰越利益剰余金を充て、なお不足する2,608万5,934円は利益積立金をもって埋めております。 資本的収支の状況は--これは税込みでございますが--、収入総額が11億8,926万5,980円で、前年度に比較して0.1%の増、支出総額が16億599万1,031円で、2.4%の増となっております。 資本的収入額が資本的支出額に不足する額4億1,672万5,051円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額3,599万6,936円と、過年度分損益勘定留保資金3億8,072万8,115円で、全額補てんしております。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって認定すべきものと決定いたしました。 以上が当委員会に付託になりました案件の審査の経過と結果であります。何とぞ当委員会の決定のとおり、満場の御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、報告といたします。 ○議長(平野牧郎君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 3点ほどお伺いします。 監査委員の審査意見書の3ページに、供給単価の原価割れが依然続いていると、このように指摘をされておるわけでございます。これは給水原価において有収水量の増加率よりも経常費用の増加率の伸びが大きいためだというように指摘をされておるわけでございますが、実は、たしか6月から水道料金の値上げがされておるわけでございますが、もしこの水道料金が値上げされなかったと仮定した場合、今の指摘事項を解決するためには、経常費用の増加率の伸びを抑える方法しかないんじゃないかなというように考えられるわけですが、たまたま先ほど申し上げたとおり水道料金の値上げがありましたので、今度の値上げによりまして10年度における供給単価と給水原価をどのように見ているかということの御質問、第1点でございます。 それから、第2点目は、決算書の方でございますが、23ページのいわゆる明細書の関係でございます。第1番目には、16節の委託料でございます。支出が6,400余万円でございます。これの最終予算が6,840万円でございますので、ここで400万円の不用額になります。それから、19節の修繕費の1億2,200余万円の支出に対して、最終予算が1億3,400万円でございますので、ここでは1,200万円の不用額が生じておるわけでございます。この不用額の生じた理由をお伺いいたします。 それから次は、27ページの40節に車両運搬具取得費として105万2,000余円の決算額になってございます。これは当初予算書を見ますと車両運搬具取得費という科目がないわけでして、これはいつの時点でこの費目設定をしてこの105万2,000余円の支出がなったのかと、その点。 以上、3点についてお伺いいたします。 ○議長(平野牧郎君) 建設常任委員長伊藤隆夫君。 ◆建設常任委員長(伊藤隆夫君) 料金改正は平成10年6月から実施しております。料金改正による増を12.9%、自然増を2.3%、合計で15.2%を見込んでおりましたが、6月分は14.6%の増にとどまり、当初見込みより若干落ち込んでおります。8月までの有収水量につきましても、冷夏の影響でありましょうか、若干落ち込んでおると報告を受けております。このような状況でありますけれども、平成10年度の年間有収水量を前年度並みの800万トンと見た場合は、供給単価は242円、給水原価は260円ぐらいになると見込んでおります。 次に、平成9年度北上市水道事業会計決算書の23ページの2目配水及び給水費の16節委託料と19節修繕費が予算現計額と比較して、それぞれ400万円、1,200万円の差額が生じたことについての御質問でありますが、21ページから25ページまでの収益費用明細書の数値は、先ほど委員長報告で説明をいたしましたけれども、消費税額を除いた数値であります。したがいまして、16節委託料の400万円につきましては、消費税額がおよそ322万円になるものであります。また、19節修繕費の1,200万円につきましては、消費税額はおよそ273万円のほか、1目原水及び浄水費の19節修繕費に807万3,000円を流用しております。 次に、27ページの2目配水及び給水施設整備費の40節車両運搬具取得費でございますが、これにつきましては平成9年4月2日に予算流用の手続を行いまして、4月30日に支払いをしておるものでございます。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 29番鈴木健策君。 ◆29番(鈴木健策君) 委員長にお伺いいたしますけれども、今、千田議員がおっしゃったように大変水道会計は厳しい状況にありまして、収益的分では微増あるいは減で、事業費用、それから資本的支出や経常費用等では相当の増になっておるわけですね。厳しい状況の中でことしの6月に12.9%の値上げをしたわけです。これは市民の理解を得まして決定したわけですが、住民に協力をいただく一方では、事務当局も最大限の事務の効率化と経費の削減を図らなければいけないと思うわけです。単純に8年の決算資料を見ますと、例えば類似都市、比較的には23%ぐらい違うんですが、花巻市と比べてみまして、給水人口等では2万人ぐらい違うわけです。人件費、職員数、これ単純に12市を平均しますと大体21人なんですけれども、花巻市が30人で北上市が46人なんですよ。人件費では1億8,000万円に3億7,000万円で倍なんですね。私は北上市が余りにも他市と比べても、給水人口から見ても職員数が多いんじゃないかと思うんですね。事情があるんでしょうけれども、私はこれは経費削減と事業の効率化を図る面からも最大限の努力をしなければいけないと思うんですが、その辺どうなんでしょうか。人員を減らすことはできないんでしょうか。余りにも他市と比較して相当北上市は職員数が多いんですよ。その辺、もし委員会で審議しておりましたならば。 ○議長(平野牧郎君) 建設常任委員長伊藤隆夫君。 ◆建設常任委員長(伊藤隆夫君) 今、御質問ございました件につきましては、当委員会では話題になりませんでしたので、当局からお答えを願いたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 水道部長。 ◎水道部長(平野達志君) ただいまの御質問にお答えいたしますが、花巻市と比較してということでございます。ただ、これにつきましては浄水場の施設と構造等ですか、そういうところに影響があると思っております。また、北上市は3カ所に浄水場も持っておりますので、どうしても人員的に比較しますと多いということになるのかと思いますが、決して全国的に比較してみますと、そんなに多いということではないということをつけ加えたいと思います。 以上です。 ○議長(平野牧郎君) 29番鈴木健策君。 ◆29番(鈴木健策君) 正直申し上げまして、私は全国的なものは資料はわからないんですけれども、単純にもらっている資料の県内12市を見ると、それぞれやはり都市規模が違いますからこれは条件違うことはわかるんですけれども、一つの考え方としてぜひこれも意見を当局にお伺いいたしたいわけですが、今、事業所の本所といいますか、これは和賀町にあるわけですね。それから、北上にも事業所があるわけですけれども、一般的に良識的に考えれば、やっぱり一番水道を使うその集中地域に本事務所があって、そうしていくことが事務効率上は非常にいいと思うんですよね。例えば、現場を回るにしても何にしても経費的にですよ。ですから、私は、まずこの事業所を一本化できないものかどうか、これをまずお伺いいたしたいし、これが今言うように浄水場の関係もあるでしょうけれども、この事業所そのものの一本化で効率化を図られないのかどうか、これをお伺いしたいです。 ○議長(平野牧郎君) 建設常任委員長伊藤隆夫君。 ◆建設常任委員長(伊藤隆夫君) 今の再質問につきましても、当局からお答え願います。 ○議長(平野牧郎君) 水道部長。 ◎水道部長(平野達志君) ただいまの御質問についてですが、これについては水道といたしましては御指摘のとおりでございまして、一本化できればいいということで、ここずっと協議をしているところであります。 以上です。
    ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより認定第1号平成9年度北上市水道事業会計決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(平野牧郎君) 起立全員であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第2、議案第77号北上市体育施設条例の一部を改正する条例を議題といたします。 本件に関し委員長の報告を求めます。教育民生常任委員長小原健二君。     (教育民生常任委員長 小原健二君 登壇) ◆教育民生常任委員長(小原健二君) 教育民生常任委員長報告を申し上げます。 去る9月3日の本会議におきまして、当委員会に付託になりました議案第77号北上市体育施設条例の一部を改正する条例について、当委員会は去る9月10日に会議を開き、関係部長等から詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 本条例の改正の主な内容は、北上総合運動公園に建設を進められておりました北上第3運動場がこのほど完成したことに伴い、施設の名称、位置及び夜間照明施設の使用料を定めるものであります。 施設の使用料につきましては無料とするものの夜間照明施設の使用料については、他の施設との均衡、建設費、電気料等を勘案し、1時間当たり1,500円とするものであります。 なお、北上第3運動場は、面積1万3,600平方メートル、クレー舗装で夜間照明を整備し、野球、ソフトボール、サッカーを初め多目的に使用できる施設であります。 なお、この条例は、平成10年10月1日から施行されるものであります。 採決の結果、全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 以上をもって、当委員会に付託になりました条例につきまして報告を終わりますが、何とぞ当委員会の決定どおり、御賛同を賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(平野牧郎君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第77号北上市体育施設条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第3、議案第78号北上市農業集落排水事業分担金条例の一部を改正する条例を議題といたします。 本件に関し委員長の報告を求めます。産業経済常任委員長舘川毅君。     (産業経済常任委員長 舘川毅君 登壇) ◆産業経済常任委員長(舘川毅君) 去る9月3日の本会議におきまして、当委員会に付託になりました議案第78号北上市農業集落排水事業分担金条例の一部を改正する条例について、当委員会は去る9月10日に会議を開き、関係部長等から詳細な説明を聴取し慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 農業集落排水事業に係る事業費については、国、市、受益者がそれぞれ負担し事業を実施しているところでありますが、現在の分担金では一般会計から多くの負担を必要とする状況にあります。 このことから、応分な受益者の負担を求め、環境整備を早くしたいという要望の多い農業集落排水事業の拡大を図っていくため、分担金の額を改正しようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、審議の中で、現行分担金による事業説明を行っている地域住民に対して、十分理解を得られるよう説明すべきである、との意見が出されましたことを特につけ加えておきたいと思います。 以上をもって、当委員会に付託になりました案件についての報告を終わりますが、何とぞ当委員会の決定どおり御賛同を賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(平野牧郎君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。28番柏葉明君。 ◆28番(柏葉明君) 議案第78号について、ただいま委員長から委員会での審議の経過と結果について御報告ございましたが、3点お尋ねします。 1つは、議会全員協議会等でも分担金の負担率について、改正前、改正後という資料を提出いただいて説明を受けたところでございますが、それでは加入世帯の負担率は総事業費に対して現行は幾らで、改正すれば幾らになるのかという資料がございませんでした。その点について審議がございましたら御報告願います。 2つ目でありますが、当然この分担金が上がるわけですから加入者の御協力をお願いすることになるわけでありますが、農業集落排水事業の要望は強いことは承知しておりますし、順次これから拡大するという方向もお知らせいただいておりますが、何せ40万円から50万円に引き上がるとなれば、現在のこういう不況のもとで少なくない出費ということになります。加入者の意欲に影響しないかという点、委員会で審査がございましたか。 3番目は、今、最後の部分で委員会でも意見をつけたようでありますが、既にこれから事業を計画している地域について、従来の制度で同意をとっていた地域があったようです。同意を取り直さなければならないという事態にもなっているようですが、十分説明会を開くということではありますが、その対策等について当局からどのような説明があったのかをお尋ねします。 ○議長(平野牧郎君) 産業経済常任委員長舘川毅君。 ◆産業経済常任委員長(舘川毅君) 柏葉議員さんより3つの点で御質問いただきました。 分担金の引き上げによる加入者の負担率の総事業費に対して幾らかという質問ですが、たしかこれについても、さきに当局からの説明をいただいたような記憶が皆さんあると思いますけれども、分担金の引き上げによって負担率の総事業費にかかるものは、大体負担金改正による分担金を50万円に改正すると、今後整備を予定している14地区でしたか、この平均では5.3%、従来は4.7%の負担率が今回の50万円の改正によって5.3%、ちなみにこれは公共下水道事業にかかわる経費が大体5.5%ですから、その数字に近づいているというふうに思います。 次に、加入者の意欲に影響ないかという御質問ですが、御存じのようにこの事業は今、私が説明したように、いわゆる市民が快適に住めるように生活の改善を図っていこうという、そのねらいのもとに美しい都市あるいは農村を守るための生活排水対策というのは、当市としましても従来まで計画的に進められているところであります。当局の説明を受ける中では、全く影響がないとは考えていないが、いわゆる各地区等の要望も強いことですから、今後の事業推進を望んでいる市民のために、それにこたえるような努力をして、加入率の多少の減はこれはやむを得ないとしても、やはり今後の推移を見ながら、できるだけ当初の目的に達し得るような努力をしてまいりたいというふうな説明をいただいております。 次に、加入者の同意を現行制度でとっている地域に対する対策はどうかということですけれども、いわゆるこれは本来の公共下水道事業とは異なりまして、事業区域内の合意がないとその事業を進めれないというのが仕組みでございますので、地域の取り組みとしても住民の意思を確認する方法が必要になってまいります。既に2つの地区についてはその同意書が地区の推進協議会長の方に提出されているというふうな説明をいただいてますが、本来この農業集落排水事業を進めるか否かのその確認をとるための同意だということで、必ずしもその40万円という価格の部分については、強調したということはなくて、いわゆる40万円というその条例がありますから、その40万円という金額を前面に出して言ったのではなくて、今後値上げする可能性もあり得るというふうな説明をしておるというふうに聞いております。 なお、平成11年から新規に飯豊の村上地区の対象事業を行うことになっておりますが、年内の地区の説明会においても改正の分担金の額については、るる説明しながら同意を得てまいりたいというふうに説明をいただいております。 ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第78号北上市農業集落排水事業分担金条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(平野牧郎君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第4、議案第79号平成10年度北上市一般会計補正予算(第2号)、日程第5、議案第80号平成10年度北上市老人保健特別会計補正予算(第1号)、日程第6、議案第81号平成10年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第2号)、日程第7、議案第82号平成10年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第3号)、日程第8、議案第83号平成10年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、日程第9、議案第84号平成10年度北上市水道事業会計補正予算(第1号)、以上6件を一括して議題といたします。 これより質疑に入ります。 最初に、一般会計の歳入から款を追って進めます。1款市税。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 8款地方交付税。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 10款分担金及び負担金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 11款使用料及び手数料。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 12款国庫支出金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 13款県支出金。21番高橋義麿君。 ◆21番(高橋義麿君) 20ページの2項県補助金についてお聞きしますけれども、24節、200万円が減額されておりますけれども、高齢者介護に関して県の方針が変わったのでこの支出金が200万円減額されておるのか、その理由についてお聞きしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(真山峻君) お答えいたします。 お見込みのとおりでございまして、この200万円の減につきましては補助制度の組みかえということでございまして、28ページの委託金に再計上させていただいております。 以上です。 ○議長(平野牧郎君) 14款財産収入。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 15款寄附金。20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 30ページの下の方の土木費寄附金として851万円を計上されてございます。これが3つの支出の財源になってございますが、条件づきのこの3つなのか、それとも一般寄附のものをこのように3つに区分したのか、その寄附の目的と寄附者名をお願いいたします。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) この3件の寄附とも指定寄附ではございますが、通常言われております負担金つき寄附ではございませんで、使途は指定されております寄附でございます。寄附者名ですが、道路維持補修関係は側溝のふた等ですが、建設業の業界からでございますし、それから公園維持管理費の関係は、基金に積み立ててほしいということで全逓信労働組合の花北支部から、それから800万円につきましては、公園整備は大堤公園の植栽関係ですが、北上信用金庫からの寄附でございます。 ○議長(平野牧郎君) 16款繰入金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 17款繰越金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 18款諸収入。20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 雑入の関係でございますが、34ページの中ごろに商工費雑入として52万5,000円、これは夏油温泉の浄化槽利用ですけれども、当初予算では132万7,000円計上いたしてございます。今回この補正はどなたかが新規に加入するものなのか、既に契約した者の増額によるものなのか、その点。 それから、もう一つ、その下の土木費雑入でございますが、踏切の除却負担金ですから恐らくこれは踏切を廃止するためのものだろうと思いますが、この1,000万円の負担金の内容についてお伺いいたします。 ○議長(平野牧郎君) 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) それでは、私からは夏油温泉合併処理浄化槽施設利用料についてお答え申し上げます。 これについては、施設利用者でもって負担をしていくと、こういうことでこの施設の利用をすることとしておりまして、今回補修の工事が支出の方でございましたので、それに見合う額として歳入を補正いたしたと、こういうことでございまして、これは最終的にはこの負担割合でもって利用料を全部歳入として入れていくと、こういうことでございますので、今回は先ほど言いましたように工事に伴う補修分を補正させていただいたということでございます。 ○議長(平野牧郎君) 建設部長。 ◎建設部長(新田厚男君) それでは、土木費雑入について申し上げたいと思います。 現在、飯豊和田線の道路新設工事を施行中でありますが、この区間にJR北上線と交差する場所がございまして、今回、平面交差を廃止いたしまして跨線橋で計画を進めているわけであります。市とJRとの協定によりまして、工事費のうちJRが1,000万円を負担するということになっているものであります。それで、負担の根拠についてでありますけれども、これは道路と鉄道が相互に交差する場合に、道路側と鉄道側との協議事項についての基準が定められているわけであります。それは道路と鉄道との交差に関する運輸省、建設省協定及び細目協定に基づくものであります。それで、今回は自動踏切、単線、そして2車線以下の道路が交差する場合には1,000万円をJRが負担するというふうに決められているわけであります。それに基づいての予算計上でございます。 終わります。 ○議長(平野牧郎君) 19款市債。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 歳入を終わり、歳出に入ります。 2款総務費。13番小原健二君。 ◆13番(小原健二君) 39ページの8節の報償費の部分と、13節の委託料の部分で2点お伺いしたいと思います。 最初、行政連絡等事務費の中で区長報酬費がふえている部分と、あと関連して行政区長協議会の運営費補助金が削減されている部分の理由をお聞かせいただきたいと思います。 2点目は、41ページの普通財産整備事業費の学童保育所用地造成工事ということで計上されておりますが、内容をお知らせいただきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(高橋正夫君) それでは、行政連絡等事務費の中の区長報酬の増と交付金の減でございますが、これは飯豊4区が分区して4区と10区になったことから区長の1名増員になったことによる区長報酬の増でございます。 それから、補助金の減でございますが、これは区長の視察研修参加費の補助だったんですが、これが当初予定したより参加者が少なかったことによる減額というものでございます。 以上です。 ○議長(平野牧郎君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(真山峻君) 学童保育所の事業所管が保健福祉部ということですので、私の方からお答えいたします。 普通財産整備事業費に計上させていただいております経費につきましては、学童保育所の具体名は、鬼柳小学校区のたけのこクラブハウスというクラブハウスの移築を計画しておりますので、その前に移築場所の用地関連の予算でございます。 以上です。 ○議長(平野牧郎君) 13番小原健二君。 ◆13番(小原健二君) 行政連絡等事務費の区長報酬の分につきましては、先ほど飯豊4区の分区、新しい行政区が10区がふえたということの説明をいただきましたが、前に議会全員協議会の中でもここの部分につきましては区域割りの図面も見て説明を受けているわけですが、いろんな機会で行政区の見直しという部分が一般質問等でも何回か取り上げられてはいるんですが、この飯豊10区に新しく分区された、単純に平面図を見た場合でも、東北本線を挟んでかなり変則的な区域割りになったように感じたわけであります。そういうことで、例えば今、市内に124行政区があると思うんですけれども、かなり世帯数の開きがあるということで、当局側では地元の意向の中でこの行政区の見直しについては進めていくということであったんですが、やはり一般的に図面、区域割りを見ても行政区の位置づけ、どういう区割りで何を理由にしてああいうふうになるかということを見ますと、やはり住んでいる方々と、あるいは行政区をもとにして仕事をする外部のいろんな団体等を見ても、ある程度基本的な線を引いた行政区の区分けをするべきではないかというふうに思っている一人であります。これは人口世帯もかなりの開きがありますし、特に旧黒沢尻から、今、住宅地がかなり拡大はなってきてまして、いわゆる新しい住民の方々と以前からお住まいになっている方々、そして今、行政区内は民間と公営のアパートも非常にふえてきてまして、行政区内の運営も非常に難しい状況になってきているということが、いろいろ行政区長会議等でも出されているのではないかというふうに思いますので、この際、行政区のこのいわゆる分区等について当局側の指導のいわゆる基本的な考え方を改めてお伺いをしたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(高橋正夫君) 確かに行政区の再編につきましてはいろんな意見がございまして、分区の都度こういう問題が生じてきております。ただ、基準とかその他で一方的に決めることは、やはり地域住民の長年のつき合いとかそういう関係で、どうしても一律的に道路とか河川で切るというのができないでいる状況でございます。人数とかその他によってもいろんな問題がありますけれども、あくまでも現在は地域住民、その関係区の合意のもとに分区とかそういうことを進めてきておるところでございます。最終的には行政区を見直して、学区問題からいろんな面で見直さなければならないと思っておりますが、やはり今のところは住民の長年のそういう慣習とかその他を考慮して、住民意向を強くとっておるという状況でございます。 ○議長(平野牧郎君) 33番高橋高志君。 ◆33番(高橋高志君) 総務費の歳出に関連いたしまして、金額的なものじゃなくしてそれにかかわるものについてお尋ねをいたしたいと思います。いろいろと職員録などを見ますというと非常に兼務職ということで、特に参事職の職務の規程がきちんとしたものになっておらないように見受けられますし、特に消防署におきましては、事務局長、消防長、並びに課長兼参事ということで、どっちが上で、どっちが下で、どのような職務分担を行われておられるのか、そういう点についてお伺いをいたしたいと思います。 さらに、見てみますというと、江釣子支所には民生課長がおりますけれども、和賀支所には民生課長は部長兼務職で発令をされておられるということで、和賀支所におけるさまざまな課題についてのいろいろな諸問題が発生される場合も予測されておるところでございまして、そういう面での課長としての処理する事項が、逐一本所の方に問い合わせをしながら処理しなければならないというような不便さが相当数多いわけでございますが、そういうことについての内容についてお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(高橋正夫君) ただいまの質問にお答えします。 職務とか、こういう関係につきましては、行政組織規則のもとに運用しているところでございますが、参事は上司の命を受け、特命事項について調査、企画及び立案に参画するということでございますが、参事とか主幹、副主幹というように、特命事項はもちろんですが、さらには、待遇的な関係でも職員に意欲を持って働いてもらうということからも、こういう制度が打ってございまして、確かに市長部局を離れたところに行く関係の人については、こういうことで部長職に相当するということで参事という制度も設けておるところでございます。 それから、江釣子庁舎と和賀庁舎の民生課の問題でございますが、いずれなかなか行政改革といいますか、事務の効率化その他人員の削減等を考えている中で、やはりそういう不便な点も確かにあるわけでございますが、いずれ経費と業務の関係もございますが、そういう意味で確かに不便な点もあろうかと思いますが、順次改善していきたいと、こういうふうに思っております。 ○議長(平野牧郎君) 33番高橋高志君。 ◆33番(高橋高志君) 特に今、参事につきましては上司の命を受け、特命事項についての調査、企画及び立案に参画をすると、それは主幹も同じですね。特に変わった文章ではございませんので、そういう面からその他の職務につきましては明確に打ち出しておられるわけですけれども、これらについては明確な打ち出しがなされておらないということで、特に消防関係につきましては、先ほど部長職を兼ねるというような、私が聞き間違いであれば別ですけれども、そうするというと消防本部には部長が2人兼務で、2人というか、1人で部長職を2人兼務しているというように、そのように理解していいのかどうかと。そしてまた、参事につきましては、聞くところによりますと、上司の命を受けてですから、部長の下に参事があるということになろうかと思いますけれども、参事はいろいろの部長会議には出席はしないということになっておられるようでございますので、そういう面での特に消防署の関係につきましては、私はこの際、行政改革をしながら消防団と消防署を一体的なものに運営できるような機構改革を進めるのが妥当ではないかなというように考えております。いろいろと消防の条例なりあるいは行政組織機構を見る限りにおいては、その責任の所在、防災に関する所在、一たん有事の場合のその指揮監督の所在というものが明らかにされておらないように見受けられますが、私のこの条例の見方が悪ければ訂正をいたしますけれども、そういう面から私はいろいろ今まで眺めてきてみますというと、消防団の仕事もほとんど消防署の職員が行っているような状況にあるように見受けられます。条例を見ますというと消防団は消防団でやることになっておりますし、特に民生課が所属しておられるわけでございますから、民生部が担当して行うのが当然な義務だというようにも理解しておりますけれども、今後のそういう面での機構を改革する必要性があるのじゃないかと思いますが、その点はいかがなものか。 それから、先ほどいろいろな人件費等の関係で和賀支所には民生課長が常置してはおらないということは、その地域住民におけるいろいろな民生事業は多いわけでございますので、その辺の配慮が必要ではないのか。特に職員録を見ますと、主幹となっておりますが、それがしかも藤根支所、煤孫支所の所長兼務ということでの大役を仰せつかっていると、兼務職になっておられるというような一面から考えますというと、私は、常時課長がいて、そして部下を統率しながら事務事業を進めるのが本来の姿ではないのかというように感ずるわけでございます。特に和賀支所管内は広範囲なものでございますから、私はそういう面からももっと和賀支所を充実させてほしいと、このように思うわけですけれども、その点は市長さん、いかがなものでしょうか。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 消防署の命令系統が二本立てのような印象を与えておるようでありますが、これは消防署は消防署としての組織系統で動いておると、ただ、その中に消防防災課というのがありますが、これは組織上は市長部局の担当部長につながっておると、こういうことであります。本来の消防の仕事は消防署長のところで一切指揮をすると、こういうことになっております。 それから、和賀でありますが、これは支所じゃありませんで和賀庁舎でありますが、ここに民生関係の担当課長がいないという御指摘でありますけれども、ここには課長相当の主幹を置いてその関連の事務に携わっておるわけでありますので、特に今そのために事務が滞っておるということはないというふうに思っております。しかし、組織でありますので、組織機構というのは絶えず情勢を見て改正をするということになりますので、今後、問題点があればこれは改正をすぐしたいと、年度がわりになりますが、年度の変わり目には改正をしたいというふうに思います。 ○議長(平野牧郎君) 2款を終わり、休憩いたします。            午前11時09分 休憩---------------------------------------            午前11時21分 再開 ○議長(平野牧郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 3款民生費。8番鈴木健二郎君。 ◆8番(鈴木健二郎君) 51ページの19節でありますけれども、学童保育所運営費補助金37万2,000円となっておりますけれども、この内容をお知らせいただきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(真山峻君) お答えいたします。 学童保育所は御存じのとおり6クラブあるわけでございますが、今回の補正の内容といたしましては、国からの補助単価の改定がありましたことと、それから児童数の増による事業費を再精査した結果、計上するものでございます。 ○議長(平野牧郎君) 8番鈴木健二郎君。 ◆8番(鈴木健二郎君) 先ほどもたけのこクラブの今後の移築改築ということで話されまして、今後いろいろ整備されていくんだろうというふうに思います。これは学童保育所の方からも要望がかつて出ている件でありますけれども、この施設の充実、前にも私お話ししたんですけれども、例えばつくしクラブに限りませんけれども、つくしクラブのトイレの改修、これは緊急の要望として出ているはずなんですよね。非常にくみ取りのあれで子供たちがトイレに行けないという状況が毎日、生活の中であるというふうに聞いているわけですけれども、これも含めて今後の施設のそういう充実についてどう考えておられるのかということ。 あと厚生省が来年度の概算要求で時間延長保育に対する補助をプラスするということを出されているようですけれども、こういう点も踏まえて、例えばそういう整備の充実に回せるんじゃないかというふうに思いますので、その件も踏まえてお答えをいただきたいというふうに思います。 ○議長(平野牧郎君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(真山峻君) お答えいたします。 1点目の学童保育所の施設改修、小規模のものも含めましてそういう予算措置についてでございますけれども、これにつきましては随時学童保育所の方から、ここらあたりを直してほしいというような要望もありますので、それらを整理しながら随時やれるものから、あるいは緊急を要するものから整備をしていきたいと、そのように考えております。ちなみに今回の補正予算でもそういった予算をお願いして認めてもらったものもあります。 それから、時間延長に係る保育所の施設関係の整備ということですが、施設はそれほど整備を要しないかと思いますが、人員の関係が大部分占めるものですから、それらにつきましても今回の予算でも、組み替えでございますけれども一部計上させてもらっております。 以上です。 ○議長(平野牧郎君) 21番高橋義麿君。 ◆21番(高橋義麿君) 51ページの1目13節委託料、この中で時間延長の保育とそれから開所時間の延長は負担金の方に組み替えになっておりますけれども、乳児保育事業委託とそれからすこやか乳児保育事業委託、この乳児に関してが減額になっておりますけれども、これはどのような理由だったんでしょうか。 ○議長(平野牧郎君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(真山峻君) お答えいたします。 委託料の乳児とそれからすこやか乳児、これにつきましては1段下の委託料13節がまた出てきていると思いますが、保育所保育実施委託費の中の保育所保育実施委託料、これに組み替えて再計上させていただいております。 ○議長(平野牧郎君) 20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 同じく51ページで19節の負担金の関係で、延長保育促進基盤事業補助金と開所時間延長促進事業補助金とそれぞれございます。これは何か要綱改定か単価改定か何かに、そういう改定によって交付されるものか、新たにどこかの保育所に対しての新設補助するものなのかどうかということが第1点。 それから、第2点目は、下の方に行きまして保育所大規模改修事業2,600万円というのがございます。これの当該保育所がどこなのかということと、当初予算で何か690万円ほど計上しておりますが、これとのかかわり合いについて伺います。 それから、3点目は、その下の乳児保育の関係で施設改修で600万円計上しておりますが、これの当該保育所がどこなのか。 以上、3点についてお伺いします。 ○議長(平野牧郎君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(真山峻君) お答えいたします。 1点目の延長保育あるいは開所時間の延長、こういった事業費の負担金補助及び交付金の計上につきましては、上の委託料からの補助制度の変更によって組み替えようとするものでございます。なお、対象保育園は、延長保育にあっては黒沢尻保育園と川岸保育園を予定しておりますし、それから開所時間延長促進事業費の補助金につきましては黒沢尻保育園を予定しております。 それから、2点目の保育所大規模改修事業費につきましては、これにつきましては大通り保育園の暖房、それから江釣子保育園の屋根改修あるいは外壁といったようなものを計画しておりますが、いずれも冬場に向かって急を要する改修ということで、たまたま国の補助金の見込みがつきましたので今回計上しようとするものでございます。なお、当初予算の690万円につきましては、別個の工事ということで、今回の補正とは別の事業を計画しております。 それから、3点目の乳児保育促進対策費に計上させてもらったものについては、これは乳児を保育するに際してトイレだとかあるいは汚物の洗い場、こういったような施設が必ずしも各保育園整備されているというわけではありませんので、そこらを精査いたしまして、今回、飯豊、口内、鬼柳、野中、鳩岡崎、横川目、この6園に対して今申した改修工事をしようというものでございます。 以上です。 ○議長(平野牧郎君) 10番三浦悟郎君。 ◆10番(三浦悟郎君) ただいまの乳児保育について関連してお伺いをいたします。 備品購入費についてもどういうふうになっているのか、お伺いします。 それから、これは国の緊急対策の補正予算だとは思いますが、これによって乳児保育事業をどのように今後変えていこうとしているのか、お伺いします。 ○議長(平野牧郎君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(真山峻君) お答えいたします。 1点目の乳児保育に係る備品購入費でございますが、同じような考えで、この方は一応12園ということで予算配分をして事業を進めていきたいと考えております。 それから、今後の乳児保育につきましては、現在まで北上保育園と、それから私立では、くにみ保育園もあわせて乳児保育の拠点という形で事業を進めてきましたけれども、この後、今お話があった国の乳児保育を進めるという考えでもって、各保育園にも乳児保育を広げていくということにはなろうかと思いますが、とりあえず今までお願いしてきた北上保育園とくにみ保育園をまず考え、それから各保育園にあとは散らしていきたいと思いますが、その考えの一つとして、例えば兄弟、姉妹につきましてはやはり同一の保育園の方が何かと送り迎え等で便利であろうという考えから、そのような措置もあわせて考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(平野牧郎君) 27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) 今この項のページの問題で4氏それぞれ御質問があったわけですが、担当課に伺いましたところが、児童福祉法の改正によって委託料から補助金に変わったのだというふうに説明を受けておりますけれども、今の答弁を聞いておりますとそういったことがなかったわけですが、改正によって委託料から補助金というふうな形はわかるわけですが、総体的にかなりの減額になっているわけです。これにつきましても担当課から伺いますと、人数の減による精査によってこのような減になったという話を伺っておりますが、それにしても減額が非常に大きいというふうに考えております。なおかつ、保育所保育実施委託料につきましては民間の増だというお話でありますから、そうなりますと、これまでもそういう傾向にあったわけですが、公立の保育所がどんどん人数が減っていくと、民間がむしろ多くなっているという傾向がずっとこの間あるわけですけれども、こういう傾向は果たしていかがなものかというふうに思われるわけですが、その点どのように今後の対応策を考えておられるのか。 なお、3目の保育所費の方で、今も部長から答弁がございましたけれども、各園で乳児保育を今後やっていくということで、景気浮揚対策でそういった施設改修の補助もついたということで、全部の園を補修するようでありますが、ただ、改修してもそれに対する人員体制を、した以上はつくらなければいけないわけです。今、部長の答弁によりましても、考えたいということではありますが、早速新年度から対応しなければならないだろうと思いますが、その対応策についてもう少し踏み込んだ御答弁を願いたいと思いますし、その際も、民間との競合問題を公立の充実をどう図っていくかということが非常に重要な問題であろうというふうに思うわけですので、その点もあわせてお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(真山峻君) お答えいたします。 まず、1点目の委託料から補助金に変わった部分については、これは御存じのとおり補助金で補助事業として事業を進めております。ですから、補助要綱によって予算科目が委託料から負担金の方に移行したというふうに理解しております。 それから、今後の保育園全体の経営方法といたしまして、確かに少子化ということはあろうかと思いますが、それは地域地域によってその人口の推移が顕著にあらわれるところと、あるいはそれほど影響のないところというふうにも思います。当市の場合、幸い激減というようなことはないわけでございますが、ただ、施設そのものもかなり老朽化しておりますので、老朽化している施設を移築新設するときには、前々から通達として流れておりますとおり、一定距離を必要とする場合がありますので、それらは統合保育所ということで一つにまとめて保育園を、その部分では少なくしていくというふうな考えにもなっております。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 4款衛生費。33番高橋高志君。 ◆33番(高橋高志君) 55ページの委託料についてお尋ねをいたしますが、患者輸送車運行委託料が大幅減額になっておるわけでございますけれども、これは路線の変更あるいは回数の変更などによるものか、その内容についてお尋ねをいたしたいと思います。 それから、59ページの19節負担金補助及び交付金についてですが、ここに臥牛地区地域振興事業費補助金、これは前のあれと関連性があると思いますけれども、事業の内容について御説明をお願いいたしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(真山峻君) 私からは患者輸送車運行委託料についてお答えいたします。 これは契約内容の変更でございまして、当初予算計上のときには契約の内容といたしまして、人件費と、それから車に直接かかる費用といたしまして、例えば燃料あるいは車検等手数料、あるいはその他オイル等の消耗品、これもあわせて委託料の中に含んでの契約をしようということで計上したわけでございますが、車に直接かかる費用というのは、市の所有車でもございますので、直接別の予算から支出するのが妥当であろうという考えで、今回、市の予算から支出することで組み替えようとするものでございます。つまり人件費除きの費用を245万3,000円減額させてもらいたいという趣旨でございます。 以上です。 ○議長(平野牧郎君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小笠原哲哉君) 私の方からは臥牛地区の活性化事業補助金についてお答えいたします。 平成7年3月に協定を地元として行っておるわけですが、その協定の内容は豆腐加工場の新築と担い手センター大ホールの増築、そして休養室の増築、この3点なわけですが、平成8年度に豆腐加工場の新築と担い手センターの大ホールの増築は終わっておりますが、休養室の増築工事が残っておりました。それで、平成9年度に1,400万円の補助金を見込んで予算化をいただいておりましたが、地元の休養室の考え方、構造等について時間的にかかりまして、3月までその実行を待っておりましたが、ついにできませんでして9年度は不用額として残ってしまいました。そのために今回10年度に繰り越しまして、合わせて3,400万円をお願いすることになりますが、この休養室はおふろもつくようになっておりまして、その水洗化工事もありますので、水洗化工事が農集排の供用開始11年と合わせることになっておりますので、10年、11年で工事をお願いすることになりますが、これら3事業によりましておよそ8年から11年の間で7,200万円ぐらいの総額になる事業を進行したいということですので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平野牧郎君) 20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 二、三お伺いします。 第1点目は、59ページの工事請負費の中に地下水の観測井戸設置工事というのがございます。これの内容、目的等についてお伺いします。 2点目は、その下に貸付金として7,400万円ほど地域総合整備資金を貸し付けすることになっておりますが、これの内容についてお伺いします。 それから、3点目は、ただいま臥牛地域のことについて御説明ございました。私もこれについては通告をいたしておることでございますが、今の御説明でちょっと意外だと感じたのは、休養室にふろ場まで設けてやらなければならない、一体、市としてそういう義務があるのかどうかと。豆腐工場だとかそういうものはわかりますけれども、臥牛のごみ処理場設置の見返りとして総事業費7,400万円をかけてやるということになりますと、ちょっとオーバーな感じがするわけでございます。したがいまして、その中の、しかもふろ、あるいは水洗化については現在、農集排の事業実施中なわけでございまして、これが10年、11年ということ、11年ということになりますと、またこれも繰越事業としてやらなければならないんじゃないのかなという感じがいたすわけでございまして、お聞きしたいことは、なぜこれほどここに重点を置かなければならなかったかという理由が1つと、今のその休養室をつくった理由、この2点についてお伺いいたします。 ○議長(平野牧郎君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小笠原哲哉君) お答えいたします。 それでは最初に、地下水観測井戸設置のことについてですが、場所は黒岩埋立地になります。目的といいますか、一般廃棄物処分場の地下水等に係る水質調査ということで、県知事から報告を求められたものですけれども、この調査項目には排水と地下水があります。排水については63年から調査しておりまして、これは基準値以内でおさまっておりますので、これは報告できるわけですけれども、新たに地下水調査というものが出てきましたので、それらに対応するためにこの井戸を掘ろうということになったものでございます。 それから、臥牛地区のふろ場のことですが、非常に経費がかかり過ぎるんじゃないかという御質問でしたが、今、最終処分場は全国的に地元の反対があって前に進んでおらないというのが実態であります。幸い北上市は地域の方々の協力を得て、これから長い間使える処分場が完成したわけでありますので、この行為に対しては多いとか少ないとかという感じもあるかもしれませんが、協定に基づいて地元が振興策として希望するものにこたえようという内容で進んでおりまして、この休養室にふろ場というのも過ぎるんじゃないかということでありましたが、地元の方々はそういう農作業の合間をふろでいやして、また次の活動というような考えもありまして、これに応じたわけであります。 以上です。 ○議長(平野牧郎君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(高橋正夫君) 地域総合整備基金貸付事業費でございますが、これはマルサ商会に対するふるさと融資の原資の地方債調達分でございますが、同社が行う資源リサイクル事業所建設整備に対する融資でございます。この事業費が約3億9,100万円でございますが、貸付対象3億7,000万円の20%以内がこのふるさと融資ができるということで7,400万円の計上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 33番高橋高志君。 ◆33番(高橋高志君) ただいまの臥牛地域の休養室の件でございますけれども、承るところによりますというと、地域の方々は昨年度、この休養室にふろ場を設けるか設けないかということでかなり議論されたというような話を聞いておりますが、なかなか今後の維持管理の面でふろをつくるということは大変困難ではないかと、維持管理の面で大変面倒になるというようなこと等を承っておりましたけれども、これは今後そういう面での維持管理の運営について市当局ではそれなりの配慮をしていくということでなっておられるのかどうか、その点をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小笠原哲哉君) 質問者が言われましたように、大変地元でもその管理面について苦労したわけですが、それらのことを考えまして3年間だけは維持費の2分の1をやったらどうかという内部では協議しておりますが、そういうように支援はある時間を限ってしようと考えております。
    ○議長(平野牧郎君) 18番多田司君。 ◆18番(多田司君) 同じく59ページの13節委託料についてお伺いします。 資源ごみ加工保管業務委託料増、資源ごみ再商品化業務委託料増の2つがございますが、合計800万円なようですが、これの中身について、例えば同じ業者かどうか。それから、これで委託料は総額は幾らになるか。これは資源ごみが増加したためにこういう措置になったか等について御説明をお願いします。 ○議長(平野牧郎君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小笠原哲哉君) お答えいたします。 最初の資源ごみ加工保管業務委託ですが、質問者が言われるように資源ごみの収集が非常に進みまして、今のところ122.3%という年間の収集増を見込みましたことによりますその加工保管料であります。それから、資源ごみの再商品化業務委託料ですが、御存じのようにこの商品化は財団法人日本容器包装リサイクル協会に委託しまして再商品化がなされるわけですが、それらの委託にはガラス瓶とそれからペットボトルと、これらがあるわけですけれども、新たにガラス瓶を委託するようになりましたので、委託料をお願いするものであります。 ○議長(平野牧郎君) 18番多田司君。 ◆18番(多田司君) 委託料の総額は幾らになるかということ。 ○議長(平野牧郎君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小笠原哲哉君) 資源ごみの委託料は1,200万円になりますし、これは北日本環境保全とそれからマルサ商会の委託になります。 ○議長(平野牧郎君) 13番小原健二君。 ◆13番(小原健二君) 同じく59ページの一番上になりますが、ごみ収集運搬事務関係についてお尋ねをいたします。 ことし夏場に入りまして、収集関係で交通事故を含めて2件の死亡事故が市内で発生したのは周知のことと思いますが、今後もいろいろこの種の分については考えられる部分ありますので、委託業者の指導も含めて類似事故未然防止のための対策をどのようにとられたのかをお伺いいたします。 ○議長(平野牧郎君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小笠原哲哉君) お答えいたします。 通常であれば一般廃棄物処理業の許可の際、毎年1年ごとの更新なわけですが、その更新ごとに平成8年8月に収集車の構造等に関する安全指導基準というものが示されておりますので、それらの内容に沿って運行管理するようにお願いしておりますし、年度初めに許可業者、委託業者全社を対象に勉強会を開いております。今回の事故を重く見ましてすぐ7月27日に全社を集めて勉強会をやりました。今後も努力してまいります。 ○議長(平野牧郎君) 23番伊藤隆夫君。 ◆23番(伊藤隆夫君) 先ほどの59ページの19節の豆腐加工場の休養室につけるおふろの件でございますけれども、部長は、3年間ぐらい経費の2分の1ぐらいを市が負担するような考えもあるよということを言っておりますが、これはこの加工場全体の経費なんですか、それともおふろの経費だけなんでしょうか。これはまだできてないから、しかもそれは決まったわけじゃない、部長はそう考えても、市長にだめと言われればだめなんでしょうけれども、やはり地域には、やりますからということを説明していると思うんですよ。確かにこれはごみの問題から発して、農業集落排水事業、これと、私はそのようになったものだと考えておりますが、確かに迷惑施設ですから、そんならどこで欲しかったと言われればそれまでですけれども、これほどまでにおんぶにだっこというか、そういうふうなことをしてあげなくてはならないものか、いかがなものでしょうか。こういうことは各地域でもおふろを持っているところもあるかもしれませんが、そうなったらそこにも出しますよということになるわけですか。どうも行政というのはどこまで面倒見るのと、私はいつも不満に思うわけですけれども、やはりここまでやったらあとは地域が頑張りなさいよ、当人が頑張りなさいよということをしなければ私はいかぬと思うんですが、2分の1を3年間持つという考えをお聞かせ願いたいと思うんです。 ○議長(平野牧郎君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小笠原哲哉君) 先ほどの維持費の関係はふろにかかるものを限定して支援したいというふうに考えております。これらは公衆浴場との関係もありまして、使用料、利用料といいますか、入浴料は取れないわけですので、これらは維持費実費負担といいますか、そういうものを設定して地域にも呼びかけて運営していきたいというような話がありまして、いずれ3年間で何とか努力して維持していきたいという考えを示されておりましたので、それらを聞いてあげたいという考え方でございます。 ○議長(平野牧郎君) 23番伊藤隆夫君。 ◆23番(伊藤隆夫君) おふろだけということになりますというと、油が幾らでというふうなことがわかるから2分の1という経費が出てくるかもしれませんが、細かい話をすれば、おふろだけに別なメーターをつけて電気はこうですよということをしなければわからないと思うんですよ。いわゆる結局はこれは大ざっぱなものであろうと。それから、そこは例えば臥牛地区といいますか、更木地区といいますか、そういう人たちの、田んぼで働いてきたときに最後にシャワーを浴びておふろに入ってあすの糧にして帰るのか、何でこれが必要なのかなと、どうも私には理解に苦しむわけです。最後には休養室が公民館がわりになって、会議を開いて地域のこれからの方針などは常にお話しして、そしておふろに入っていくのかなと。これは各地域にいっぱいつくってくれれば福祉の里になるんじゃないかなと思うんですけれども、ここにだけというのはどうも私は解せないということなんですが、別に更木だからといって私はどうこうというわけじゃないですけれども、あの辺はどうも問題が起きてくるところじゃないのかなと私考えるんですけれども、どうなんでしょうかね。これ部長の考えは正しいんですかね。まさかおふろから火がつくなどということはないと思うんですけれども、どうなんでしょう。 ○議長(平野牧郎君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小笠原哲哉君) 基本的な考え方は市長さんにお願いしますが、そのふろの維持管理は、メーターが別につくというふうに聞いておりますので、そのようにしております。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 先ほど部長からも答弁申し上げたわけでありますが、最終処分場の確保というのは、今、全国的にも大変な問題になっている中で、北上市はいろいろ地元の方々が反発の意見もあったわけでありますけれども、最終的には北上市としては必要な施設であるということを御理解いただいて、全地権者の賛成のもとに建設をさせてもらったと、やはり地元としては、何で北上いっぱいのごみを持ってくるんだと、こういう御意見も非常に強かったのでありますが、申し上げましたように最終的には御理解をいただいて建設をさせてもらったと、こういう経緯であります。そこで、地元振興のためにも市ができるだけの努力をしようということで、いろいろ地元からの御意見も聞いて計画がつくられて、そして協議をしてきたわけでありまして、最初はかなり大きな事業計画が提示されたわけでありますけれども、今後の維持管理等を含めてこれらを縮小して協議を調えたと、こういう経緯でありますので、いわば地元地域振興と、それから高齢者が非常に多いので高齢者の保養施設と、こういう観点からも私どもはこれにこたえたいというふうに考えたものでございます。 ○議長(平野牧郎君) 23番伊藤隆夫君。 ◆23番(伊藤隆夫君) いいと思いますけれども、そういうふうな迷惑施設が行くわけですから、そのようなある程度の条件は行政としてものむことはいいと私は思いますけれども、ちょくちょく小出しといいますか、そういうことじゃなくて、こういうふうなものが行くから何十億かかる農集排をやってあげますよと、そのほかにこれをやりますということをいわゆる契約するわけですから、協定するわけですから、今後はそういうことはよくても悪くても、こういうことをやってこの地域にはこうなりますよということの契約を私は開示すべきだと、私はいつも言うのはここだと思うんです。ちくちくちくちくじゃだめだから、このことにすることによってこれをやりますよということを今後開示してもらいたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) これは御指摘のとおり、市民全体の合意のもとにこれらの事業を進めなければならないというふうに思いますので、御提案のとおり努力してまいりたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 15番及川洋一君。 ◆15番(及川洋一君) 59ページの一番上にごみ収集運搬がありますが、先ほど小原健二議員さんの方から、収集車の事故が多いのでその対策について伺っておりましたが、関連してお尋ねをいたします。 先日、市で委託しているごみ収集車に作業員が巻き込まれてお亡くなりになるという、大変ショッキングな事故があったということが大きく報道されておりました。犠牲になられた方に対しましては本当にお気の毒で、心から御冥福をお祈り申し上げたいと思います。 そこで、この事故に対しまして、市で委託している以上は全く責任なしとは言えないのではないかと私は思うわけであります。そこで、お尋ねをしますが、この事故はいわゆる起こるべくして起こった事故なのか、それともこういう事故は普通では考えられない、万が一にもあり得ないような事故であったのか、まずそのことをお尋ねいたしたいと思います。 そして、この事故に対しまして市ではどういう対処をしたのか、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小笠原哲哉君) 今の事故は起こるべくして起こったかというような内容でしたが、先ほど言いましたように62年4月に収集車の構造等に関する安全指導基準というのが定まりまして、収集車そのものの改造も行われて、今、安全度の高い機械が出ているわけですので、これは本当に原因がわからないという今のところの事故処理になっておりますので、考えられない、だれも見ておらないという状況下での事故であります。 市の責任については、契約書の中でそういうような注意義務と、それから責任の体制を契約しておりますが、これはあくまでも市の委託内容が無理な内容とか、そういうふうな市に起因するような事故であればそれは市にも責任があると思いますけれども、これはあくまでも運行管理上の問題ですので、経営者の責任ということになると思います。 ○議長(平野牧郎君) 4款衛生費を終わり、休憩いたします。            午後0時04分 休憩---------------------------------------            午後1時01分 再開 ○議長(平野牧郎君) 休憩前に引き続き会議を開き、補正予算の質疑を続行いたします。 5款労働費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 6款農林水産業費。2番千葉孝雄君。 ◆2番(千葉孝雄君) 2点だけ質問します。 61ページの19節の負担金補助及び交付金の岩手県グリーン・ツーリズム推進協議会負担金というのがございますが、この協議会の内容についてと、市での取り組み状況についてお伺いいたします。 それから、もう一点ですが63ページ、8目の13節委託料の土壌分析ということですが、多分牧野の土壌を分析するのであろうと思いますけれども、どの程度の内容の分析をするのか、その2点についてお伺いします。 ○議長(平野牧郎君) 農林部長。 ◎農林部長(照井脩二君) ただいまの御質問にお答えいたします。 グリーン・ツーリズム推進協議会は、昨年、岩手県が市町村と農業団体、旅行業者等で組織して、北上市も加入すべき検討してきたところでありますが、本年度加入の意思を示し、今回負担金の5万円をお願いしているところであります。活動内容につきましては、昨年結成された協議会でありまして、グリーン・ツーリズムの普及宣伝が主な内容となっております。 次に、土壌分析の関係でありますが、岩手県は公営牧野の拡大充実を推進するために、平成10年度、今年度花北地区を対象にその可能性について調査することにしております。当市といたしましては、水神牧野を対象として、現在96ヘクタールほどの水神牧野でありますが、さらに開発可能な土地がないかどうかについて酸性ぐあい等を調査するものであります。 ○議長(平野牧郎君) 2番千葉孝雄君。 ◆2番(千葉孝雄君) その牧野の関係に絡んでですが、現在使用されております稲瀬牧野と水神牧野があるわけですが、更新の時期に来ているということも聞いておりますけれども、その辺の調査はやるのかやらないのか、その点についてもお伺いします。 ○議長(平野牧郎君) 農林部長。 ◎農林部長(照井脩二君) 稲瀬牧野につきましては、乾燥の牧草を取るための牧野として今現在は放牧しておりませんです。放牧は水神牧野に限って現在放牧しているわけでありますが、その牧草の生えぐあいが、いい場所と悪い場所があると。したがって、この部分についても調査する予定になってございます。 ○議長(平野牧郎君) 7番高橋元君。 ◆7番(高橋元君) 62ページ、63ページ、畜産業費の中の19節負担金補助及び交付金の項であります。ここでは地域畜産環境保全プラント整備事業の補助金3,900万円ほど減額になっておりますけれども、この減額の事由と、この減額によりまして今後この事業はどのようになっていくのか、その2点お伺いいたします。 ○議長(平野牧郎君) 農林部長。 ◎農林部長(照井脩二君) 環境保全型畜産確立対策推進事業につきましては、当初で口内地区と相去の日香下地区の2カ所を国庫補助事業を導入してふん尿等の処理施設をつくる計画でございましたが、口内地区には補助事業として採択になっておりますが、日香下地区、児玉章さんのところでありますが、これは畜産振興事業団のリース事業に切りかわったためにこの部分が国庫補助金から外れたということでございます。 ○議長(平野牧郎君) 7番高橋元君。 ◆7番(高橋元君) 畜産振興と畜産公害というのは大変切っても切れない問題としてあるわけであります。当市はどんどん市街化が進んでおりまして、既存の畜舎、これに民家が周辺に開発されるとか、あるいはその民家の密集地のところに畜舎が建造されるとか、そういうこともあるわけであります。その点、環境を含めて農林部としてどのように指導されておられるのかどうか。 それから、生活環境面でその種の苦情が来た場合について、これもただ業者と-業者というか、その方に注意をするぐらいで終わっていると、それ以上のことは何もできないというような現状にもあるようですけれども、現実問題、例えば藤根の民家の近くに畜舎が、あれは鶏舎ですね、建築になってもうしばらくなって住民から苦情が来ているというような事例もあるわけです。これらをやはり早急に解決をしていく必要があるというふうに思うわけであります。この辺の畜産振興とそれから公害問題、これは農林部の見解をお伺いしたいと思いますし、生活環境の面では、この種の住民からの苦情に対してもう少し改善できないものか、その辺の対応策についてお伺いいたしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 農林部長。 ◎農林部長(照井脩二君) 畜産公害が言われてから久しいわけでありますけれども、主として農村地域、畜産農家の周辺に新規住宅が建設された場合について、その新規の住宅の方々から苦情が出てきたことはそのとおりであります。藤根地区の鶏舎につきましては、今、廃止いたしましてアパートが建てられてございまして、なお、におい等ではかなり藤根地区の方々については御心配をかけて、苦情処理に当たった経緯がございますけれども、そういう部分では今後も指導を強めてまいりたいと思います。 それから、有機農業を進めるためには畜産振興と同時に進行していかなければならないという、苦情と畜産振興、農業振興の両面を抱えているわけでありまして、畜産の排せつ物でありますふん尿を利用した堆肥を土に還元して地力の高い土づくりを進めたいという考え方がございます。そういう部分については、一般質問の中でもありましたが、家庭の生ごみと畜産のふん尿処理を一緒になって土づくりをできないか、堆肥づくりをできないか。この部分については市民生活部と協議を進めながら、いい方向に向けていきたいものだと考えております。 ○議長(平野牧郎君) 20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 3点ほどお伺いします。 第1点目は、63ページの中ごろの転作営農高度化条件整備事業の関係で616万1,000円ほど予算措置いたしておりますが、これの事業内容をお伺いしたい。 2点目は、下の方に、先ほどもちょっと御質問がありました地域畜産環境保全プラント整備事業の補助金の関係でございます。これは当初5,700万円を予算計上しておったわけでございますが、今回3,900万円の減と、先ほどの御説明によりますと、口内分は採択になって、日香下分について畜産振興に切りかえたための減だと、こういう御説明があったわけでございますが、畜産振興に切りかえるのは、例えば農林省なら農林省なのか、県なのか、その切りかえた指導先といいますか、そういうところがどこかと。どうせ切りかえるんだったら両方切りかえた方がむしろいいじゃないかなという感じがしたんで、その辺についてお伺いをいたします。 3点目は、林業の関係です。67ページの15節に工事請負費というのがありまして、森林活用施設等工事3,700万円でございますが、これは非常にいい事業だなと、そう思って見ましたので、これの設置内容等についてお伺いいたします。 以上、3点。 ○議長(平野牧郎君) 農林部長。 ◎農林部長(照井脩二君) 63ページの転作営農高度化条件整備事業費補助金でございますが、これにつきましては、水田の緊急対策として10年、11年度の2カ年にわたって大幅な減反政策を強いられたわけでありますが、これに伴いまして10年、11年度の2カ年に限って県単独事業として高収益作物を導入する場合補助事業が設けられたと。ここの616万1,000円でございますが、飯豊の花卉生産組合が420平方メートルの鉄骨ハウスを建ててシクラメンやリンドウ等の花栽培を行っていきたいということで、県単独事業、市の6分の1かさ上げ事業に採択、内定をしているところであります。 それから、環境保全型畜産確立事業につきましては、畜産振興事業団のリース事業に変わったと申し上げました。補助事業2件申請しておりましたが、先ほど申し上げましたとおり、口内の菅野昭市さんの部分については補助事業採択になりまして、日香下の児玉さんのところについては畜産振興事業団のリース事業に変えられたといいますか、県の指導でこちらの方を利用したらどうでしょうかということでリース事業を導入することにいたしましたので、補助事業からは外れましたということであります。 それから次に、67ページの森林活用施設でございますが、グラスランド男山の管理事務所のすぐ西に隣接してこの施設を建設しようとするものであります。林業構造改善事業の一環として116平方メートルを予定しております。なお、キャンプ場のそばにトイレがあるわけでありますが、あのトイレはくみ取り方式になってございます。ここの部分についても水洗化を図って合併処理浄化槽を設置すると、この内容でございます。 ○議長(平野牧郎君) 27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) 60ページ、61ページの農用地利用計画明確化事業費の組み替えの予算があるわけでありますが、今年度この事業を利用しながら5年ごとの農業振興地域の見直しを図っているはずでありまして、既に見直しを終えて事業を決めて申請をしているというふうに伺っておりますが、現在どの程度まで作業が進んでおりまして、どのようになっておるのか。農業振興地域の解除についてはどの程度の規模を予定しておるのか。それだけ作業が進んでおるのに、どの地域が対象になっているかわかりませんが、地権者には何ら、受益者といいますか、受益者じゃないですよ、この場合は。事前の説明がないわけでありますが、少なくとも、今、答弁を聞いてみなければわかりませんが、振興地域から外すということになれば、そこで農業を営む方々の了解も必要だというふうに思いますが、どのような見地に立って作業を進めておるのか、まず農林部長からその点お伺いしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 農林部長。 ◎農林部長(照井脩二君) 農振整備計画の見直しは、今、盛んに作業を進めているところであります。県の事前協議も何回か行っておりますが、今月末から10月にかけて大筋の協議が調うという準備になっております。ここの18万1,000円の組み替えにつきましては、農振整備計画の決定をする場合、委員会を設置してそこで審議していただくという予定にしておりましたが、農政審が発足しましたのでその分については農政審議会で審議していただくということで報償費の部分は減額させていただきました。現在、農振整備の見直しにつきましては大規模開発の部分が主でありまして、2ヘクタールを超える開発行為等が来年度以降準備されている地域を主として今その作業中であります。予定に市の開発する部分もあるわけでありますけれども、民間の部分を今、集中的に進めているというところであります。それから、前回は国県道については100メートル、50メートルという間隔で農振地域を外した経緯がありますが、今回については余り要望がなかったということから、国県道あるいは幹線市道の両側の50メートル、100メートルについてはほんの一部の部分しか想定してございません。前回の5年前の見直しの際に外しておりました107号バイパスの江釣子地域の薬王堂から跨線橋の間、この部分については両側の部分、一部解除しようかなという考え方で今、進めているところであります。 ○議長(平野牧郎君) 27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) はっきりした答えなかったんですが、いわゆる市の開発の部分、これは市の以前からの計画でありました後藤野工業団地の拡張と、それが第2流通基地という重要な施策があるわけですね。当然こういう中で県の協議の中ではかかっていると思うんですよ。しかし、私、何度も担当課に出向いているわけですが、第2流通基地についてはいまだにどこの場所にするか定まらないという回答をずっといただいてきているわけですよ。少なくとももう既に県との協議をして農振地域から解除するという形で動いているとすれば、少なくとも地権者にも内々そういう農振地域から外しても構わないかというふうな了解なしに、市の開発であるから全然相談もなしに外すという行為で果たしていいのかどうか。しかも、私は何度も担当課に足を運びながら、将来的な営農計画にも支障を来すので早くしてほしいというふうにお願いを申し上げているにもかかわらず、まだ決まらないという回答しか受けていないわけですよ。ところが、もう既に県との協議の中でそれが進められているということになりますと、非常に地権者にとりましては全く営農計画がならないと。協議会の際にも申し上げておきましたけれども、100ヘクタールあるいは70ヘクタールという大規模な開発をするわけですから、今後の北上市農業の全体をどうするかということもあわせて考えていただかないと、大変な問題だということを大分前の協議会で申し上げているはずですから、既に具体的な作業に入っているにもかかわらず、地権者には全く何ら相談もないというふうな農振地域の解除の進め方でいいのかどうか、その点、農林部長の見解も伺いたいと思いますし、商工部長から第2流通基地の進め方、一体どうなっているのか、この際お伺いをしたいと思うわけです。 ○議長(平野牧郎君) 農林部長。 ◎農林部長(照井脩二君) 市の大規模開発につきましては、今、八重樫議員がおっしゃられましたとおり後藤野工業団地と第2流通基地が候補として挙がって、内々県との協議をしております。先ほど申し上げましたとおり、今月末から来月にかけて本格協議が始まります。地権者に相談しなかったといえばそのとおりでありまして申しわけない話でありますが、なお残された課題がありまして、外される可能性あるいは外せない、そういう部分については微妙な段階に来ております。したがって、今の段階においては後藤野工業団地、第2流通基地について鋭意努力しながら県協議あるいは農政局協議に持っていくわけでありますが、ハードルが高い部分もありまして、今、慎重に検討している最中でございます。 それから、方針が見え次第地権者等については周知を図っていきたいと思いますし、後藤野工業団地につきましては地権者と直接はしてませんが、当該する改良区との関係では連絡を取り合っているところでございます。 ○議長(平野牧郎君) 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) それでは、私の方から第2流通基地の整備計画について御答弁申し上げます。 今、農業振興地域の件に関しましては農林部長からお話があったわけですが、まずそちらの方の作業として確定していける条件を整えてほしいというお願いをしておるところでございます。それから、流通基地の場所等に関しましては、何度も答弁いたしておりますけれども、現在の流通基地周辺部に県の方針に基づきまして70ヘクタールを確保してまいりたいと、こういうことで計画を立ててございますけれども、北上市としては1期に70ヘクタールを開発するには非常に面積が大きく事業費も大きくなると、こういうことで70ヘクタールを将来的には全部やっていくと、こういう考え方でございますけれども、1期、2期と、こういうような分け方で事業をさせていただけないのかなと、こういうことで県に対していろいろ協議しておるところでございますが、県の方針に基づく70ヘクタールというものをまず決めてほしいと、こういう話でございまして、この部分が私の方としては2期に分けて、県は1期にと、こういうことでございまして、この辺の調整に今、入っておるというところでございます。 ○議長(平野牧郎君) 27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) 県の70ヘクタールで1期なのか、市の方針の1期、2期という形でなのかという話じゃないわけですよ。既に市が考えている1期において現在の流通センターの北側と、しかも70ヘクタールの半分の30何ヘクタールという形で県との協議が進んでいるわけですよ。具体的に答弁されておりませんけれども、そういう趣旨の答弁なわけですよね。ですから、先ほど来申し上げていますとおり、そういう農業者の理解を得ないままにそういう形で外れたと、外れたけれどもそういう条件を整えてから地権者に説明するということでは、農振を外されてしまって、そうなりますと農業関係の補助は導入できないわけですから、ただ、例えばその買収に応じなかったとなりましても、農業を続けていくという形にはならないわけですよ。そうなりますとそういう県との協議の段階から地権者等に相談していくのが本来ではないかと。私は何度も足を運びながら、こういう転作強化の中で永年性作物の計画もあるので早くしていただきたいと、はっきりしていただきたいということは再三申し上げているわけですよ。そういうことに対する回答もなしで、もう既にこのように農用地利用計画明確化事業と、しかも5年ごとの農振計画の見直しがあるわけですから、今回やらなければ次の5年後ですからね、あり得ないわけですよね。そういうふうな形で進めてきておって、農業者の理解もなしに果たしてそれでいいのか。工業団地の場合は議会全員協議会でも場所を示されたわけですから、それはもう皆さんわかっていることなわけですよ。しかしながら、第2流通基地の問題につきましては、何ら今までの議会全員協議会で、第2流通基地をつくるという話はございましたけれども、確かに近隣したところという形で、今までは3カ所を想定して回答してきているわけですよ。しかし、それがどこに大体決めるかという話は全くこれまで答弁がなかったわけですから、そういう進め方で果たしてよろしいのかどうか、大変私は疑問に思うわけですが、少なくとも農業者の理解を得ながら進めるべきだと考えるわけですが、それについての答弁、最初から求めておりますが全くありませんけれども、いかがなものですか。 ○議長(平野牧郎君) 農林部長。 ◎農林部長(照井脩二君) 第2流通基地の部分については、今、商工部長も申し上げたとおり、現在の流通基地の周辺で、その第1期、第2期という部分についての第1期については現在の北側、およそ32ヘクタールほどということで県協議を進めてございます。ただ、70ヘクタールという県の縛りがあって、70でいく、30幾つでいくという部分の協議と、今の農業者の合意が得られていない、説明もされていないという部分について別の問題として、農業者への説明についてはこれまで確かにやってこなかった部分がありまして謝りますが、見えた段階で説明に入りたいとは思っておりました。まだ今ハードルが高いという部分は、その70ヘクタールを1期にという部分と、1期、2期に分けてくれという北上市の主張の部分がまだ調整とられていませんし、5年前の外した部分の未利用地もまだかなりありますよと指摘されながら、第2流通基地の部分についてはなお時間がかかるということでございます。 ○議長(平野牧郎君) 27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) よろしいですか。3回目過ぎているかと思うんですが、お許しをいただいて、1期、2期じゃなくて、1期分32ヘクタールを協議しているわけですよ。それは流通センターの北側と、さらに残り38ヘクタールが、東側にとるのか西側にとるのかはあるかもしれませんが、32ヘクタールの部分は変わらないわけですよ。県から指摘を受けているのは、5年前に農振地域を外していながらいまだに事業着手をされていないという指摘を受けているわけでしょう。それは庁舎用地の問題とか工芸の村の問題だけですよ。しかも、今回申請をして協議が調って、また事業着手できなくなるということになれば、またさらに指摘される問題になってしまうわけですから、必ず外したならば事業着手しなければならないわけですよ。だとすれば県との協議が調ってから地権者に説明するとかどうとかという、逆に言えば地権者の理解が得られなければ、一たん協議が調って外すことに決めたものをまたさらに組み込むということになったら、これはそれこそ県に対しても農政局に対してもこれは説明のつかない問題になるわけですよ。ですから、少なくともその地域の農業者の理解をいただきながら進めるのが本来ではないかということを申し上げているわけですよ。 ○議長(平野牧郎君) 休憩します。            午後1時28分 休憩---------------------------------------            午後1時29分 再開 ○議長(平野牧郎君) 再開します。 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) 第2流通の件に関しましてですけれども、今、具体的に北側ということでお話があったわけですけれども、これについては協議をし説明を申し上げたいというふうに考えておりますけれども、今言いましたように70ヘクタールのうちの32ヘクタールなのか、あるいはそこ全部を70ヘクタールとしていくのかというところで、非常に面積的な線引きに微妙な点がございまして、現時点では県協議を確定しながら地域に説明に上がりたいと、こんなふうに考えておりまして、これまで時間がかかっているということでございますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 休憩します。            午後1時30分 休憩---------------------------------------            午後1時32分 再開 ○議長(平野牧郎君) 再開をいたします。 7款商工費。28番柏葉明君。 ◆28番(柏葉明君) 7款でお伺いします。 69ページでありますが、7款全体ではいろいろ積極的な事業、進めてほしい事業、今の情勢において住民の要求を反映したもの、たくさん盛り込まれていると、中小企業融資もあると思います。7款に限らずそうした学童保育所の点とかあると思いますけれども、積極的に進めてほしいという事業と、今提案されております中で、この点はどうも市民合意が得られていないのではないかなと思わざるを得ないものが幾つかあるわけです。言いましたこの69ページの24節の投資及び出資金にかかわってでありますが、市街地再開発事業にかかわって北上都心開発株式会社出資金7,500万円組まれております。一般質問等でも詳しく論議されておりますので、それをきょうなぞるつもりはありませんけれども、ぜひ市長にこの点お尋ねをしておきたいと思います。いろいろ市街地再開発事業を取り組むに当たって周辺商店街からいろんな不協和音が聞こえてくると、一方、当事者はこれしかないというつもりで進めると、私は一般質問でも申し上げましたが、これは商業者間の競争をますます激化させると、幾つかの点で無理があるというふうに申し上げております。それで、細かい点はお伺いしませんが、次の土木費でも出てくるわけですけれども、果たして市街地再開発事業について、市民の当該事業者のみだけではなくて、周辺商店街も含めて市民の十分な合意が得られているのかどうか。歓迎している業者ももちろんあります。しかし、歓迎していない業者もあるいは市民もこれはまた少なくないと思っているんですね。市民合意という点で私はまだ大きな問題があると。事業実施上も私はいろいろ後に後悔といいますか、大きな問題を残す結果にならざるを得ないというふうに思っておりますが、市長、この点いかがお考えでしょうか。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 市民の合意を得て進めることが理想的であるし、そう努力をすべきであるというふうに思います。この中心市街地の活性化事業につきましては唐突に出てきたものではありませんで、当初の調査検討したときからもう10年以上もたっていると、こういう経過を踏まえて継続して努力してきたと、ようやく実施できる段階になってきたということでありますので、これはぜひ、これからの説明の努力はむろんやりますけれども、御理解をいただかなければならないというふうに思っております。 それから、競争の激化でありますが、これはこの中心市街地の活性化事業のみならず周辺の大型店の進出が今後も出てくるわけでありますので、この競争の激化は避けられないと、こういう状況でありますので、各商店街でもそれぞれの努力をしてもらうと、その努力に対して行政もできるだけの支援をしていこうと、こういう考えであります。 ○議長(平野牧郎君) 28番柏葉明君。 ◆28番(柏葉明君) 競争の激化は避けられないと、私はそのとおりだと思うんですね。ただ、民間の商業者同士の切磋琢磨、競争、これはいろんな意味で消費者にとってもいい結果をもたらす場合も当然あります。しかし、一般質問でも申し上げましたが、市が出資している駅前再開発ビルのように、こっちにも出資する、あっちにも出資する、市が出資事業主体同士を競争させるということになって、一方に非常に経営的な圧迫を与えるということになれば、出資する市としてもこれは出資の趣旨にも反したりということにならないかという点を私は危惧するんですね。これしかないと思っている方々にとっては非常に熱くなっている思いはわかるんですけれども、そういう点は非常に危惧されるというふうに私は思います。いかがですか。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 駅前再開発事業は当時の制度に基づいて再開発を行い、そして再開発ビルの建設をして、そして市の出資もしたと、こういうものであります。駅前と中心商店街が併存していって北上市の中心部のまちづくりが形成されると、こういうふうに考えておりますので、これらが競争してどちらがどうと、こういうことではなしに、両方がそれぞれ機能を発揮して北上市の中心部の商業活性化の役割を果たしてもらいたいと、こういうふうに願っているわけであります。 ○議長(平野牧郎君) 9番高橋孝二君。 ◆9番(高橋孝二君) まず最初に、本日の本会議になってから資料をいただきまして、実はきのう私、今までの資料等を含めて質問の内容を整理してきたんですが、私の質問の中で、もしもきょういただいた資料の中で該当するところがあれば、その資料とあわせて説明いただきたいというふうに思いますし、今までの出されている中での数字等の中身も、きょうの資料出ないところから私が質問すると思いますので、その部分も含めて相違があれば御指摘をいただきたいというふうに思います。願わくばきょうの16日以前に資料を提示いただければ私なりに少し、勉強するに時間かかるものですから、若干の時間が欲しかったなというふうに思いました。 それから、ビル管理会社への出資にかかわって、69ページになりますけれども、新聞等を見ますといわゆる本組合が設立したようでございますけれども、当然組合の資金計画とか出資金の明細とか、資金調達計画とかやっぱりあるわけですから、こういったものは当然議会の方にお示しをいただいて議論させてほしいという気がいたします。ぜひその分も御回答いただきたいというふうに思います。 今回の7,500万円の市への要請ですけれども、これは正式文書で要請をされているようですけれども、この要請文書が実は準備組合の本通り、新穀町の両理事長さんのお名前による要請なんですね。これはちょっと私、事務的にわからないからお聞きするんですが、いわゆる会社を設立するための設立準備委員会とか、あるいは設立発起人会といいますか、それと、名前よく私わからないんですが、そういう代表する会社をつくろうとする方々からの出資要請じゃなくて、準備組合--いわゆる解散してしまったかもしれませんが--準備組合からの要請に基づいたこういう予算計上というふうなものについては、何ら問題ないのかどうかというところを教えていただきたいというふうに思います。 それから、建物の買い取りについてですけれども、きょうの資料を見て核店舗の面積とか、権利者の店舗とか、一般テナントの面積、これらわかったんですが、保留床の取得費49億5,000万円という金額があったんですが、いわゆる第三セクターが買い取ろうとするビルの買い取り価格はこの金額として理解していいのかどうか、この点も確認の意味でお知らせいただければというふうに思います。 それから、今議会の9日の日の一般質問に対する答弁の中で、権利床も取得して管理運営するというような答弁が、私ケーブルテレビのビデオを見たんですが、私の認識が違っていればですが、きょうのいただいた資料になりますと、あくまでも権利床は権利者が所有するというふうになっていますから、この辺のところの事実関係、もしも私の思い違いであればですが、と言いますのは、権利床まで第三セクターが獲得しますと当初の予定と違ってきますし、総事業費そのものがまた変わってくるわけですね。こういうところもありますので、お聞きをしたいわけであります。 それから、先ほどの柏葉明議員とも関連するんですが、いわゆる第三セクターに出資をしてビル管理会社をつくるという段階に市が参加をする場合に、実は平成9年の3月議会での一般質問、それ以外にも実はあるんですけれども、このことについてやはり私は今回の第三セクターへの出資は、今までの当局の答弁からしてなじまないんじゃないかということで二、三点御指摘しますけれども、1点目は、平成7年6月に当局の答弁の中で、ビル管理会社の三セクの参加の有無についても、まだビルができ上がる段階でないということですから、詳しく検討することにその時点でなりますと、市が例えば第三セクターに出資をする場合は、床単価をそのビルの中に設けるといったような、直接参加する場合に第三セクターを考えなければならないと。今回のビルには公共施設はないわけですね。ですから、その辺のところで今回の第三セクターの参加という意味ではなじまないのではないかということに対する考え方をお聞きしたい。 それから、平成9年の3月議会での一般質問に対する答弁では、出資の目的については、行政の補完や代替、いわゆるかわりですね、行政のやるべき仕事をかわってやってもらうということが認められる場合に出資をしたいと、こういうふうに言ってますので、今回のビル管理会社を取得するといった場合のその行政のどういうことが補完になるのか、どういうことが行政の行うべき代替業務に値するのか、ここを御説明いただきたいというふうに思います。 それから、今回7,500万円の市への出資要請ですけれども、資本金3億円ということが説明いただきましたし、そうなってます。この資本金3億円の根拠というのはどういう内容なのか、ちょっと具体的に御説明を願いたいというふうに思います。 次に、資本金の出資予定者になっている方々が議会全員協議会で説明をいただきました。あの時点では、要請をしていますと、ただ、ニュアンスとしては協力が得られる見込みだという趣旨のことでしたけれども、実質的にそういう確定的な受けとめ方でいいのか、まだ若干の協議あるいは話し合いしなければならないというふうになっているのか、その辺のところをぜひお聞きしたい。その中で権利者が8,000万円ということの説明でした。ここは権利者が法人格を取って、そしてその法人格でもって出資をするというふうな説明が今まであったんだけれども、それはこの間の議会全員協議会ではあくまでもあのときの説明は個人の出資ですということでしたから、その辺の変更があるのかないのか。もしも変更がないとすれば8,000万円の権利者の権利者数、何人で8,000万円なのかということを教えていただきたい。これは市の7,500万円というのはもしも複数、10人とか16人とかいれば当然7,500万円というのが筆頭株主になるわけですから、この辺のところが今まで筆頭株主にはならない、あるいはそういったたぐいの任務にはつかないというような趣旨の答弁されてますから、それとのかかわり合いでぜひ御説明いただきたい。 金融機関から2,000万円という説明でしたが、当初の説明ですと、去年の10月8日でしたか、あのときの説明ですと金融機関にも4分の1出資を考えていると、当時でですね。今回見ますと2,000万円ですから、とてもとても4分の1どころじゃなくて7%弱ですかね。これはどういう事情で、いわゆる25%のお願いはしたけれども、結果的に2,000万円の見込みしか立たなかったということなのかどうか。これはこれからの第三セクターなりそれの運営、健全経営含めて、金融機関の支援体制も含めて重要な位置づけになると思いますので、ぜひこの部分については説明をいただきたいし、4行という説明でしたからそれらの4つの金融機関からの実質的な承諾を得られているのか、これについてもお願いしたいし、関連して商工会議所が実は100万円という出資なんですけれども、これは今までの経過からしますと一体的な事業を進めてきた側からすれば市が4分の1、こういうふうに考えていきますと、商工会議所はまだまだもっともっと支援をしてもいいのではないかと、一体的にやってもいいんじゃないかというふうに思うんですが、これはどういう経過の中で100万円という形になったのかというふうに思います。 それから、民間企業の5,400万円という予定になっていますけれども、これは答えられる範囲内で結構ですけれども、どういう企業で何社なのか。当時議会全員協議会で、これも平成9年10月8日なんですが、関連企業4分の1と、あるいは関係企業という意味だったかもしれませんけれども、ここも4分の1となってましたので、この辺のところを、いわゆる地元の企業なのか、他のあるいは建築にかかわる関係の業者も含めているのかというふうなところを説明いただければというふうに思います。 最後の1点ですけれども、7,500万円の出資に伴う責任のあり方についてですが、この7,500万円、今回の補正予算通過した場合の、一般質問でもいろいろ議論あったんですけれども、いわゆる25%の責任の範囲内で責任を持つということなようですが、それは出資した場合の25%は7,500万円ですけれども、経営参加するわけですからビルを買い取って、例えば開業時の運転資金とか、こういったものが当然金融機関から借り入れしなければならないわけですね。そうした場合に新たな借り入れに対する責任というふうなものがそれぞれ、例えば5億円でも10億円でもいいんですが、その4分の1の責任は伴うということなのか、あるいは機械的にそういう4分の1じゃなくて、当然金融機関からお金を借りるときには承諾書に判こを押すわけですから、そうすれば当然市の役員を派遣した場合に市が道義的な責任、社会的な責任を持つということであれば、当然連帯的な保証的な債務に私はなるんじゃないかというふうに考えてます。いわゆる社会的、道義的責任はもちろんあるというふうに市長も前の議会で答弁されてますから、その辺の関係のいわゆる4分の1の責任という意味と、今後の会社経営にかかわって債務、あるいは金融機関から借り入れの際の責任というふうなものがどの辺で区切りをつけれるのか、あるいはずっとそういったものが会社全体の中で保証していかなければならないというふうな責任の範囲について説明をお願いしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 本会議でも答弁申し上げましたように、市としては借り入れをする際の責任というのは損失補償、債務保証の議決を得なければできませんので、これはないということであります。それから、仮に会社が行き詰まったというような場合の責任ということでありますが、これは出資の範囲で、責任はその企業自体の経営責任でありますが、出資の立場では出資の範囲と、こういうことになります。それから、やはり市全体の計画の中に位置づけられておることから指導の責任はあると、道義的な責任はあるというふうに思っております。 その他は担当部長から答弁させます。 ○議長(平野牧郎君) 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) まず、出資に対する要請でございますが、両準備組合から要請があったと、こういうことでございますが、主体的にこの事業をやっていく、それから現時点でもやってきたのは準備組合と、それが9月11日に知事の認可を得まして準備組合から本組合に移行していくと、こういう過程の中で管理会社をつくっていくという考え方で、この事業そのものを全体計画をこれまで実施してきましたし、そのように説明してまいりましたので、この両準備組合から要請があったのは当然というふうに考えておりますし、これから発起人会を開催するわけですけれども、これらについても本組合が要請するという段取りで今現在準備されていると、こういうことでございます。 それから、保留床について、けさほどお示しした収支計画の合計欄になるのかと、こういうことですが、これはあくまでも8月現在における試算でございまして、現時点では入札等をやって価格等が最終決定される段階にはありませんので、これらが価格が確定するということが一つですし、それから補助金が最終的に11年度に国から入ってくる金額が予定されておりますけれども、それらが確定した時点で最終的に確定できるということでございますので、これらはそういう時間経過の中の収支計画ということでございます。 それから、権利者床でございますけれども、確かに答弁でそのようにお答えしたと記憶しておりますけれども、これについては、権利者床については管理会社が借りまして、そしてそれに対してお支払いをしていくと、こういう形になるということでございまして、管理会社が権利者床を買い取るということはないということでございます。 それから、3億円の根拠ですけれども、これについてはこのような収支計画書の中において、3億円であれば会社のシミュレーションが収支計画が成り立つと、こういう考え方でこのような計画をしておるものでございまして、以前には5億円というような説明もいたした経緯がございますので、できるだけ出資していただける方々があれば多くしていきたいというような気持ちは持っておるようでございます。 それから、出資の要請等に対しての権利者等について8,000万円と、こういうことで説明をいたしております。これについてはさきの市議会の全員協議会の際に個人という考え方で今いるというようなことを申し上げましたが、それではだめだということで、市といたしましては法人格を持つ一つの組織としていくべきであると、こういう指導をいたしておるところでございます。人数等については現時点で確定いたしておりませんが、いずれ8,000万円を目標にして話し合いをそれぞれの権利者において行っていると、こういうところでございます。 その次に、金融機関の2,000万円と、こういうことでございますが、これらについては私の方で聞いているのでは、準備組合が金融機関の方々といろいろ話してきたけれども、これらについては2,000万円の範囲でと、こういうことで話が進行していると。ただし、先ほど言いましたようにどんな割合かと、こういうことについては現時点でははっきりまとまった結論を出されていないけれども、いずれ金融機関としても協力していきたいと、こういう趣旨になっていると、こういうふうに聞いてございます。 それから、商工会議所の100万円でございますけれども、商工会議所においても私たちとすればもっともっと多く出資するようにいろいろお話をしてきましたけれども、準備組合等の間ではこの100万円という金額で何とか理解していただきたいと、こんなふうに聞いております。 それから、関連企業等ということですが、これについては工事をする、あるいはそのように決められた企業等に対して要請いたしますし、それから広くこの地域の事業をやっておる方々とか、理解をしていただける方々に対して要請をし協力を願うと、こういう考え方でおるところでございます。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 休憩をいたします。            午後2時00分 休憩---------------------------------------            午後2時17分 再開 ○議長(平野牧郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 9番高橋孝二君。 ◆9番(高橋孝二君) 先ほどの質問に対して幾つかの答弁漏れがありましたので、休憩時間に指摘しておきましたので、その部分もあわせて答弁をお願いしたいというふうに思います。 それで、資本金3億円の根拠は何かということについて聞いたんですが、先ほどお尋ねした出資を予定されている方々の出資の額が変われば、市は4分の1、25%以内の出資ということですから、ふえれば市もふえるんですよね、全体がふえれば。それが全体が減れば4分の1といっても7,500万円以下になる場合もある、多くなる場合もある。ですから、今回のこの7,500万円の提案というのは、そういう多くなる場合もあるし少なくなる場合もあると。これは出資者の出資の金額によるというふうに受けとめていいのかどうか、その部分をお願いしたいと思います。 それから、当初予定をしました金融機関とか商工会議所等への要請、実は私、心配していますのは、いわゆるこういう経済状況ですから金融機関とか商工会議所の方で今回の第三セクターの運営について非常に心配しているのではないかと、その関係で当初お願いをしている4分の1、3億円でいけば7,500万円ですね。これについて渋っているのではないかというふうに考えましたものですから、なぜ2,000万円、あるいは商工会議所の場合は100万円というふうになったのか、その辺のところをぜひ説明をお願いしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) 第三セクターの市が加わる場合と、こういうことですが、一般質問の際にもお答えしておりますので、おわかりのことと思いますけれども、今回の再開発ビルを市街地再開発組合から引き取って事業を関連会社が行っていこうと、こういう考え方で今、会社設立ということであるわけでございますが、このビル管理会社が運営を通じて事業目的を達成させると、こういう重要な役割を果たしているので、市としてもこの運営等についてかかわり、そして応分の支援をしていかなければならないと、こういうことでこの関連会社を設立させていきたいし、市としてもこれらについて支援していきたいと、こういうことでございます。 それから、7,500万円という出資について25%と、こういうことで、資本金がふえたり減ったりした場合ここに変動があるのかと、こういうことでございますが、基本的に、先ほど私、ふえればいいというような趣旨でお話し申し上げたわけでございますが、実はTMOの認定等を受けて、そしてこの事業を行うに当たって政府の有利な融資等を適用していただく会社にすると、こういうことになりますと25%という要件がありますので、この辺については25%にこだわるという形でいきますけれども、今回の予算は7,500万円でお願いをいたしておるところでございますので、この金額は25%ということにこだわった金額であるというふうに理解していただきたいと思います。 それから、金融機関、商工会議所等の出資の額等に関してですが、なぜそういうふうになっているのかと、こういうことについてですけれども、先ほど申し上げましたように、それぞれ事情がありまして、このような金額になったということで御理解をいただきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 9番高橋孝二君。 ◆9番(高橋孝二君) それぞれの本当は事由を聞きたくて質問したんですけれども、なかなかお答えいただけないんですが、ビル管理会社の、いわゆる第三セクターへの参加は一般論としての一般質問等の答弁ではなくて、具体的に今回のようなビル管理会社をつくる際に市が第三セクターとして参加する場合の答弁なんですよね。私が質問したのは、その中で今までの答弁では、市が例えばあのビルの中に公共施設ということで床単価を直接取得したような場合には第三セクターを考えなければならないと、こういうふうな答弁は、裏を返せば、そういうものがなければ第三セクターとして参加をしないというふうに受け取るわけですよ。ですから、その辺のところが今までと違うのではないかというふうに思ったものですから、その辺のところをぜひ説明をいただきたいというふうに思いますし、それから具体的に今回の7,500万円という金額で第三セクターに参加をするわけですから、その第三セクターに参加する場合の目的の中に明確に行政の補完、それから代替という言葉を答弁してますから、今度の場合はどういうところが行政が補完の部分であり、どういったところが行政がやるべきことの代替なのかということを説明いただきたいというふうに申し上げましたので、ぜひ御答弁をお願いいたします。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 第三セクター論でありますが、これはこれまでも申し上げておりますが、第一セクターの行政、第二セクターの民間と協力し合ってそれぞれの長所を生かして事業を推進するために設置するものであると、こういうふうに思っております。しかし、全く民間ベースでやれるもの、あるいは民間主導だけでやれるというものについては、あえて行政の参加は必要としないわけでありますが、やはりまちづくりという大きな命題に向けてお互いに協力しようということでありますので、これはまちづくりという行政の役割の一翼も担うと、こういうことで出資をしようということであります。また、最近のTMO等の考え方でもやはり行政の参加ということを前提にしておるということもありますので、その受け入れの条件整備のためにも必要であるというふうに考えております。 それから、何か市のスペースを確保するのかと、こういうことでありますが、要請はありました。要請はありましたが、できるだけ市としては市営の駐車場に絞って役割を果たしたいと、こういう考え方で話し合いをした結果であります。そういう経過を踏まえての今回の提案ということでございます。 ○議長(平野牧郎君) 休憩します。            午後2時27分 休憩---------------------------------------            午後2時29分 再開 ○議長(平野牧郎君) 再開いたします。 8番鈴木健二郎君。 ◆8番(鈴木健二郎君) 関連して私からも幾つか御質問したいというふうに思います。 第三セクターのそもそも論、今、出てましたけれども、私もこれには随分こだわっておりまして、やっぱり民間のそういう会社に出資するからにはそれなりの根拠があってしかるべきだと。その根拠とはやっぱり公共性、公益性が論じられると思うんですけれども、今の市長の答弁ですと駐車場がそれに当たる、あとはまちづくりということなんですが、駐車場はこれは市が取得して市がやるからこれは全くの公益性ですけれども、会社はこの駐車場を外れるわけですよ。ですから、じゃまちづくりの公共性、これはこのビル会社だけじゃなくて全体についてこれは言えることでありますので、それは非常に極めて薄い根拠ではないかなというふうに思いますので、ですから私はこの第三セクターに参画するには公共性がかなり重んじられるだろうというふうに思います。それがまず第1点でありますので、もう少し明確にお答えいただければと思います。 それから、これまでも出ておりまして、市長がよく言われるその損失補償はしないという件であります。実際にこのビル管理会社ができまして市が参画していくわけでありますけれども、どういうかかわり方をされるのかということでお聞きします。 1つは、この取締役を出すのかどうか。これ私まだはっきりしていないという点だと思いますので、出すとすればどういう肩書、資格でもって出される予定でおられるのか、考えておられるのか、お聞きしたいと思います。 それから、連帯保証人、これは当然出資すればその保証人等のことでいろいろ協議があると思うんですけれども、この連帯保証人になるのかならないのかという点ですね。これが2点目であります。 それから、行政が入る、そして有利な補助制度、それから国の支援が得られるということでこのTMOが持ち出されてきているわけですけれども、自治省の考えを見ましても民間主導のこういう整備、市街地の開発の整備についても支援対象になるというふうに私は認識しているんですけれども、したがって、行政が入らなくても国の有利なそういう支援制度は適用になるんではないかというふうに思います。それから、やっぱり市民が一番心配しているのは、将来にわたって仮にこの損失が出た場合、市が結局は責任を負わなくてはならないのではないかということなんですよね。ここがどうしてもやっぱりまだまだ解明されていないというか、答弁として私ははっきりしていないというふうに思います。 もう一点、駐車場にかかわってですが、これはビルの中につくってしまうわけですから、前もこれは出されてましたけれども、結局ビブレのための駐車場になりはしないかということで、このビブレに対する利益供与に実際これはならないんですか。その辺の法的な見解、どういうふうにお持ちなのか。 以上であります。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 商店街の準備組合の意向としてはいろいろ希望がありましたが、協議の過程で市としてもそれに全部応ずるわけにはいかないと、市として努力すべき範囲をできるだけ絞ろうと、こういうことで駐車場に絞ったと、こういう経緯がありますが、だからといって開発ビルのまちづくりにおける役割というものはいささかも変わらないというのが出資の考え方であります。 それから、損失補償でありますが、これは市が損失補償をしない限りはその責任ということはあり得ないわけであります。 それから、役員を出すか出さないかということですが、これは出資者の立場で役員を出すことになるのが普通でありますので、そうなるというふうに思っております。連帯保証というのは出た役員が保証するということの御質問かと思いますが、それは市の責任というものではありません。
    ○議長(平野牧郎君) 8番鈴木健二郎君。 ◆8番(鈴木健二郎君) どうも先ほどの答えと矛盾されているような感じを私受けました。道義的な責任も負うということですよね、市長は。これはさっき高橋議員の答弁で述べられました。役員は出すと、ただ、出すけれども市の責任は負わないということですけれども、損失補償はしないというけれども、結局は、道義的な責任を市長は言われるわけですけれども、連帯保証人も結局これはならざるを得ないわけでしょう、役人が。そうすれば、連帯保証というのは御承知のように、取りやすい保証人からと言えば語弊がありますけれども、行政に結局来るんじゃないでしょうか。役員も派遣している、そして保証人もなるとなれば、結局これは市に、これは損失補償したくなくてもせざるを得ない、そして道義的な責任もあると、これは出てくるわけですよ。それ、損失補償しないとするのであれば第三セクターにそもそもしなくてもいいわけですよ。出資してそして経営責任を持つと、そして道義的な責任も持つ、仮に損失が出た場合はそれの補償もしてやるというのが本来のこの第三セクターのかかわり方でしょう。ですから、しないとするのであれば私は関連ビル会社への出資はこれはしなくていい、一時的な補助で済むんではないかというふうな考え方でありますので、もう一度市長、その辺お答えいただきたい。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 役員が出て、これは民法上の規定に基づいて出た役員は経営者の中で善管注意の義務があるわけでありまして、この義務を平常に行っている限りは特に問題はないというふうに思います。 それから、保証の問題になりますと、これは市の債務保証なり損失補償ということがない限りは、役員個人の本人の問題ということに限定されることになります。そういうことができなければ出資の意味がないとおっしゃるけれども、それはまた違うわけでありまして、まちづくりの中核となる事業としてその事業達成を期待しての出資ということであります。 ○議長(平野牧郎君) 14番小松久孝君。 ◆14番(小松久孝君) 簡潔に二、三お伺いします。 1つは、8月21日の全員協議会でも申し上げた点に関連しますが、実はきょう出された収支計画、これは8月現在における試算であるというふうに書かれております。先ほどのやりとりで、資本金を3億円に決めた根拠についてやりとりがあったわけですが、その中で部長は、収支計画が成り立つから3億円にしたんだというふうな意味の答弁だったと思います。したがって、揚げ足を取るわけじゃありませんけれども、やっぱり全員協議会でこのことについての議論をしたわけですから、その時点でこの収支計画を示しながら説明をするというのが本来のあり方ではなかったのかということを今、感ずるわけですけれども、改めて、先ほどの答弁が違っているのか、その見解をいただきたいと思います。 それから、もう一つは、権利者の同意の関係ですが、これも残念ながらまだ全員同意になっておらないというふうに聞いております。前回も当初予算のときに反対しますよという意味のあれが出まして、それを取り下げていただいたということで当初予算が審議されていったという経過がありますけれども、今回、現在の未同意者の状況というのは前回と同じような趣旨の内容の理由からの未同意ということととらえていいのか。それから、これは果たして同意の見込み、これは内容にもよると思うんですが、全員同意がそれではいつごろ解決されるのかということを改めて確認の意味で今回お聞きしたいと思います。 それから、もう一点は、今もありましたけれども、北上市の出資あるいは責任というふうなことにかかわるわけですけれども、先ほども権利者の8,000万円、これは個人か法人かということで、法人とするよう市としては指導したいということで、まだこれははっきりしておらないというふうに受けたわけですけれども、先ほど以来お話ありますように市とすれば、確認したいのは、筆頭株主にあくまでもならないという意味で、この権利者に法人格を持って出資してもらいたいというふうなことで受けとめていいのか、そこを確認したいと思うわけです。 それで、今もお話ありました、役員として出るというふうなことになれば責任が伴ってくると。これは今までの第三セクター等も当然同じような考え方になると思うんですが、現在の第三セクターに役員として市長及びその他の方々がなっている場合があると思うんですが、当然これは今、市長が話された見解と同じ見解に、従来の第三セクターに役員を出しておる責任のあり方といますか、これは同じに考えてよろしいというふうなことか、確認をしたいというふうに思います。 それから、もう一点、市長は今後この開発ビル管理会社、都心開発会社に増資もあり得るという答弁をなされております。このことは、当初5億円ということもありましたからですけれども、この増資もあり得るということは、今後どういう状況で、いつごろそうした増資があり得るというふうなことなのか、これも確認をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 第三セクターへの出資の考え方は共通しております。 それから、出資して今後の増資はどうかということですが、これは増資があり得ると言ったのは一般論でありまして、これまでの第三セクターについても増資ということがあり得たわけでありますので、これはなしとしないと、しかし今の段階では、今回の仮称都心の第三セクター、これについての増資は全く今のところは考えていないということであります。 その他につきましては、担当部長から答弁させます。 ○議長(平野牧郎君) 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) 収支計画についてでございますけれども、これは成り立つというか、この計画書そのものについて3億円と、こういう中での運営の方法として示され、この方法であればというふうに市としては考えてこの7,500万円を計上して皆さんにお願いしていると、こういうことでございます。 それから、権利者の同意等に関してでございますが、現時点では事業そのものについては理解をいただいているというふうに先日の議会全員協議会の中でもお話し申し上げました。現時点で決まっていないのは、補償とそれからそれに伴う全部の方々がどこかへ移動しなければならないわけですので、その移動先等について現時点でまだまとまっていない部分があると、こういうことでございまして、これは今後、知事に対して権利返還の申請をしていかなければならないわけですが、その時期までということで、現時点で組合としては10月中に行いたいという考え方でおりますので、その辺までに全権利者についての権利返還等について明確にしていくという考え方でおられると、こういうことでございます。 それから、筆頭株主というふうになるのかならないのかと、こういうことですが、これに関しては前から説明しているように、権利者等でもって筆頭株主になってもらいたいという市として指導しているところでございます。市といたしましては筆頭株主になるという考え方を持っていないという説明をしてきておるところです。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 14番小松久孝君。 ◆14番(小松久孝君) 最後の1点だけ確認したいと思いますが、その筆頭株主に今はならないということですが、仮になった場合に、これは市長にお伺いしますが、どうしても思うようにいかなかったと、筆頭株主にならざるを得なかったという場合に、代表取締役というふうなことについては、そうなった場合でもこれはならないと、そういうふうに今の時点では考えてよろしいでしょうか。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) そのとおりでありまして、代表取締役にはならないという考え方でございます。 ○議長(平野牧郎君) 15番及川洋一君。 ◆15番(及川洋一君) 私もこの都心開発株式会社の第三セクターについて1つだけお伺いしますが、私はこの市街地再開発事業の目的あるいは内容、そしてこれまでの経過、それからこれからの方向性ということを勘案しますと、第三セクターでやっぱりやるべきだと思うんです。そして応分の出資をして管理運営に参画をするべきだと、私はそう思います。それで、この金額についても4分の1で抑えたということは、私は妥当な線だろうと、こう思います。それで、1つ疑問に思うのは、駅前にも再開発ビルの管理会社が第三セクターであるわけであります。それで、このある管理会社に任せることができないのかと、実は思うんですが、なぜここに新しい第三セクターをつくらなければならないのか。それで、この間の一般質問で伊藤隆夫議員さんがこのことについて質問しておりましたが、私の記憶では答弁がなかったように思いますが、新しくどうしてもつくらなければならないんだという、その考え方をわかるように明快にお答えいただきたいと、そう思います。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) それぞれの経過があるわけでありまして、駅前再開発事業が行われて再開発ビルができてから十二、三年既に経過しておるわけであります。そのときの出資構成なりはそのときの事情によって設立されたわけでありますので、これに今の事業を持っていって管理をさせるということは、現実的に無理があると言わざるを得ないわけであります。そこで、今度のこの本通りの活性化事業については、ここに焦点を絞った管理会社と、こういうことになりますが、ただ、さっき言いましたようにTMOになりますと、かなり広い範囲で各商店街の事業にも指導したり支援したりすることができるわけでありますので、これからは他の商店街も含めてやれるのではないかというふうに思っております。ただ、これも再三申し上げておりますが、いまだに通産省の詳細なそのルールができてないものですから、これからその動きを見ながら検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(平野牧郎君) 15番及川洋一君。 ◆15番(及川洋一君) 確かにビルが誕生するまでは駅前とは違うわけですね、市街地再開発のものは。誕生してからこれから管理運営をしていくという方法を考えると、何か私は同じだろうと思うんですよ、中身は。ですから、むしろ駅前の第三セクターの方を増資するなりして規模を大きくして、こっちの管理もお願いするという方が私は考え方としてはいいじゃないかと思うんですが、いかがなものでしょうね。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 先ほど言いましたように、駅前の再開発ビルの構成のメンバーが全く違うということでもあり、あの会社に新しい大きな事業をやらせるということは、現実的に無理だと言わざるを得ないわけでありますので、今回新たに管理会社をつくると。両者がこの北上市の中心部における商業振興の両翼として役割を果たしてもらいたいというふうに思っております。 ○議長(平野牧郎君) 23番伊藤隆夫君。 ◆23番(伊藤隆夫君) 今までの答弁を聞いておりまして、私もずっと第三セクターということを考えてきているわけなんですが、どうももう少し私なりに理解できないことがございます。今、行政の方では管理会社は健全な運営ができますよと、こういうことでございますから、それだけ健全な運営ができるんだったら、権利者とマイカルグループの6,000万円、権利者の8,000万円で設立してもいいのではないのかなと、このように思います。何でここでたかが7,500万円、4分の1、監査委員も行って調べれないという規則のぎりぎりのところにいるのかなと。それだけいい会社だったならば、私は行政が50%ぐらい出資して、もうみんなおまえら我々についてこいと、このようにやるべきじゃないのかなと。いわゆる北上市管理組合なり何なりつくってやったっていいのではないのかなと思うんです。どこかにその不安さがある。そして、セクターという第二セクターに何かお任せしたいというようなことが見えるような気がします。その辺をひとつ、4分の1で我慢しなくてはならないというところをお教え願いたい。会社ができていいわけですけれども、行政が本当に入るか入らないかというのは、もう少し慎重に考えるべきじゃないのかなと、私、今でも不安に思っておりますが、市長は堂々と自信満々で4分の1で終わるわけですか。私は2分の1を出資すべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) これもこれまで申し上げてまいったわけでありますが、第三セクターの必要性は私どもも必要であるという判断のもとに出資するわけでありますが、できるだけやはり民間の活動を期待しそれを支援すると、こういう経営であるべきだという考え方があるわけでありますので、出資あるいは役員構成についてもそういう考え方で今後対処してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(平野牧郎君) 21番高橋義麿君。 ◆21番(高橋義麿君) 先ほどから市長の答弁をお聞きしておりますと、この第三セクターの出資の件なんですが、部長の答弁では、TMOの条件として第三セクターでなければTMOの認定を受けることが難しいと、条件の一つでもあるということをお聞きして納得しておるわけなんですが、このTMOの制度がどういうものであるか、まだ明確にわかっていないという先ほどの市長のお答えですが、たしか県内でも遠野とかあるいは釜石だったか宮古だったか、北上なんかもいろいろ候補に挙がって、遠野だかがいわゆるまちづくり機構の指定を受けて云々という新聞記事を見たんですが、それと同時に、この事業を再開発事業に市がかかわってきて、それでその途中でTMOの制度が今後出てくるだろうと、中心街の活性化法案が通れば必然的にそれが発動されてくるだろうということで、そのマニュアルに沿った作業も進めておったと聞いておるんですけれども、いまだにそれが明確化されてない。しかも、TMOの条件が第三セクターだということで、何か相反する矛盾する答えを聞いているような気がするんですけれども、一体本心はどこなんですかね。 それから、もう一つ、TMOの場合は商業集積法の面積を前に市の方で明示したはずですけれども、大体あれにオーバーラップしている面積がTMOに該当する面積と私は承知しておるんですが、違うんでしょうか。そうですと、広範囲な面積になるものですから、そうすると3億円の資本金だけの会社で、果たしてそのTMOを取り入れた商業集積法にのっとったその制度を活用した地域の商店街振興できるのかどうか、これもちょっと疑問になってきたんですけれども、かいつまんで御答弁願いたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) これについては前にも説明を申し上げておりますけれども、北上市といたしましては商業集積の活性化法に基づく基本構想策定をいたしたわけですけれども、これに幾らか手を加えて計画書を出していくと、こういう考え方でいるということでございます。それで、この場合は全域を対象にした計画ということが一応出さなければなりませんですが、ただ、適用される機関としては市と、普通の地方自治体とすれば1市、市とすれば1カ所ですよと、このような考え方を示されておりますので、その線に沿ってこれらについて適用をされるように市として計画をつくっていきたいと、こういう趣旨でございます。この計画に基づいてそれぞれその事業を行う際に、それぞれの事業にTMOという形での認定を国に対して申請をしていき、それに対して国から補助あるいは無利子融資、そういうものを適用していただくと、そういう要件の中にこの会社が適用される場合に出資の割合、市も出資していなければならないと、このような要件が随所にありますので、そういうものに耐え得る会社という形にしていきたいと、こういう趣旨でございます。 ○議長(平野牧郎君) 21番高橋義麿君。 ◆21番(高橋義麿君) TMOの趣旨もわかりましたし、行政の方の投資の趣旨もわかりましたけれども、そのTMOにのっとった認可を受けるというのは、最初の認可して、あるいはその指定されるというのは大体時期的にはいつごろを目指しているんでしょうか。 ○議長(平野牧郎君) 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) これについて先ほどの質問の際に遠野市さんとか宮古市さんという名称が出ておりますけれども、これは計画を策定する作業に入る候補の市として名称が報道されていると、こういうことでございますので、この策定については言うてみれば国、県がそれに対して、何といいますか、支援をしてくれると、こういうことですから、支援を受けながら策定していくと。大体1年というふうな考え方でもっているというところでございます。その計画に基づいて先ほど言った国の方からそれぞれの計画の中の事業を認定していただくと、こういうことでございます。 市については、先日も御答弁いたしておりますけれども、今年度中の策定ということで考えていると、このようにお答えいたしておるところでございます。 ○議長(平野牧郎君) 20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 長時間にわたって第三セクター議論をされたんで、何かこれから質問するのがいささか頭の切りかえが必要でございますけれども、通告しておりましたので御質問申し上げます。 第1点目は、69ページの中ごろの中小企業に対する融資事業の関係でございますが、ここに中小企業融資の保証料とそれから利子補給金の補正が計上されてございます。この補正額の算出の根拠でございますが、これは新たな中小企業からの申し入れによるものなのか、あるいは要綱等の改正によって追加するものなのか、そういった点についてまずお伺いをいたします。 それから、2点目は、その下の観光宣伝費のところに、みちのく三大桜名所連絡会議の負担金として500万円計上しておりますが、財源内訳を見ますと500万円のうち県補助が300万円と、そういうことになってまして、こういう連絡会議の負担金ということで500万円の負担金などというのは余り例のないことのように記憶をいたしてございますが、これの内容についてお伺いをいたします。 以上、2点。 ○議長(平野牧郎君) 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) 今回、中小企業融資事業として4,920万円を補正いたしたわけでございますが、これについてはいろいろこれまでのこの融資等の内容を確認いたしますと、大体今90%から95%活用されていると。このままで行きますと12月というピークを越えるには、北上市が預託している金額では非常に大変ではないかというふうに、信用保証協会とか金融機関から北上市に対してもっと預託してくれないかと、そのことによって融資枠が広がるということでございますので、今回預託する部分として4,000万円、それからあと保証料給付金として350万円、それから中小企業利子補給金として570万円と、こういうことで計上いたしたところでございます。 それから、次のみちのく三大桜名所協議会の負担金500円万でございますが、これについては弘前、角館、それから北上と、この2つの市と1町で組織していくと、こういうことでやっておるわけでございますが、この事業の内容としては、観光ルートの開発研究とか、それから共同のリーフレット、パンフレットをつくっていくということ。それから、誘客キャラバンを行っていくということ、それから桜等の保存、延命、そういうものの研究をしていくと、こういうことで事業費として組まれておるものでございまして、それに対する費用として出したものでございますが、この300万円の財源については県の方からの補助事業と、こういうことでございまして、このように計上いたしたところでございます。 ○議長(平野牧郎君) 20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 中小企業対策の関係でお伺いするわけですけれども、今度新聞を見ますと、県の補正を見ると補正額の8割と言われてます69億円の枠の拡大予算を計上されておるようでございます。当北上市においても4,000万円の信用保証協会に対する預託も含めて4,900万円という数字になってございますが、今よく耳にすることは、市中銀行で中小企業に対しての貸し渋りといいますか、非常に厳しい条件を付している、なかなか借りられないというのがよく耳にするわけでございます。そこで、市の方といたしましても、そういう現状を踏まえて今回のこの信用保証に対する預託も決めたものなのか。今の部長の御説明を聞きますと、中小企業の資金面についての厳しさというのが余りぴんとこなかったような感じをいたしておりますが、私は、これは全国的な問題で盛んに金融問題では、年内にも明るい解決話が恐らく出てこないだろうというように感じておるわけでして、これが長引けば長引くほど中小企業に対してはいろんな面での痛手をこうむるだろうと思います。そこで、お伺いいたしたいのは、市中銀行に中小企業が貸し付け申し出等をした場合に、金融機関の方で厳しい条件を付されることに対して、市の方は何かアドバイスをしてくれる行政指導的な面が欲しいように感じますけれども、そういった点に対する今後の行政の考え方について、この際お伺いをいたします。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 最近は日本列島総不況と言われるように、日本じゅうが大変なわけでありまして、北上市も例外ではあり得ないわけですから、大変各企業ともあるいは商店とも苦労しておるわけであります。そこで、これらの制度的な資金の需要も多いものですから、その枠を拡大しようということで今度4,000万円の預託をして、これは今までの2億1,000万円と合わせて2億5,000万円ですので、約10倍の25億円の融資の枠と、こういうことになるわけでありますので、その面で中小企業の活用をしてもらいたいというふうに思っております。それから、銀行のいわば貸し渋りということでありますが、これにつきましては各行に対して、そういうことのないように支援してもらいたいという要請をやっております。今後とも要請してまいりたいと思います。それから、市が発注する工事等に対して前払い金をこれまで3割にしておったわけでありますが、今後これを自治法にある4割ということにしたいと、そういうことで市内の中小地元企業のこの苦しいところを頑張ってもらうように支援してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(平野牧郎君) 8款土木費。9番高橋孝二君。 ◆9番(高橋孝二君) 79ページの4項6目19節負担金補助及び交付金の関係ですけれども、2点について質問いたします。 1点目は、今回の19億8,880万円の事業内容とそれぞれの内容、内訳、これらについて結果的に全体の事業費が、全体という意味は今回の補助の分の事業に対する全体の事業費は幾らなのかというようなことですね。その際に、3月の予算、平成10年度の当初予算の審議をする際に30億円余の補助を含めた事業があったわけですけれども、その事業とのかかわりがあるのかないのかというふうな部分もあわせて説明をいただきたい。 2点目は、今回の再開発事業、総事業費が147億円というふうなことで、国、県、市の補助金が64億円、したがって組合がこの事業を運営するに当たって、単純計算しますと約83億円を用立てなければならないというふうなことになります。そうした場合に、資金調達計画を見ますと52億9,300万円、約53億円の借り入れの計画になっておりますけれども、約30億円の不足が生じるわけであります。この30億円の調達方法をどのように考えられているのか、説明をいただきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) 今回の補正をいたした額は、今、御質問にあったとおり19億8,880万円なわけですが、合わせますと50億2,100万円ということしの補助金と、こういう合計になるところでございます。これに対しての事業費と、こういうことですが、これは先ほど御質問にもありましたように、147億円という総事業費に対しての国の総合経済対策と、こういうことで、受け入れれる額についてぜひ受け入れてもらいたいと、こういう要請に基づきこの額といたしたところでございます。これに対する個別の事業費ということでなくて、147億円に対する補助と、こういうことでございます。 それから、組合が借りる資金計画等に関してでございますけれども、これについては現時点では50億円程度今年度に借り入れていくという考え方でございまして、次の年度等について……。 ○議長(平野牧郎君) 休憩します。            午後3時14分 休憩---------------------------------------            午後3時24分 再開 ○議長(平野牧郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) 先ほどは大変申しわけございませんでした。今年度分については組合としてはおおよそ50億円を借り入れると、こういう計画であるということでございます。それから、来年度については、借り入れ等については当初の部分としては借り入れということでなくてもやっていけるのではないかと、このように考えておられるということでございます。 ○議長(平野牧郎君) 9番高橋孝二君。 ◆9番(高橋孝二君) 19億8,880万円の事業内容といいますか、使用内訳といいますか、その中身を説明いただきたいというふうに質問しましたので、その中身をぜひ具体的にお願いしたいということと、先ほどの答弁は、いわゆるこういうふうに理解していいんですか。全体事業170億円は変わらないけれども、国の景気浮揚対策、言葉が適切かどうかわかりませんが、前倒しで事業を進めるというふうに受けとめていいんでしょうかね。その部分の確認で、当初の資金調達計画を見ますと、平成10年度、今年度がいわゆる35億6,980万円を借り入れして今年度の事業を国、県、市の補助金31億円余のものでやるというふうに公告縦覧であったものですから、この部分とちょっと相違するのかなというふうに思いましたったものですから、そういうふうな質問いたしましたので、再度この部分の説明をお願いしたいというふうに思います。(「議事進行について」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) 先ほどから質問を聞いておりますと、例えば今の質問にあります19億8,880万円の内訳を教えていただきたいというふうな質問をしておりますが、3日に開会して以来、議案審議の思考のための休暇日も長い期間とっているわけです。しかも、前までは月曜日から一般質問が始まっているものを、土、日を挟むということで月曜日も休会して8日からの一般質問になっているわけですよ。そういう具体的な中身については議案思考日に当局に伺ってから質問をすべきだというふうに思いますから、そういうふうな質問の仕方は私はないだろうと思うんですよ。先ほどから聞いていても一般質問と同じ内容の質問もしているわけですから、その点少し、議案思考日がなぜあるのかということについてきっちり考えて質問者は質問していただきたいというふうに思うんですよ。 ○議長(平野牧郎君) 今のような指摘がありましたけれども、そのことも心に入れながらお願いしたいと思います。なお、答弁の側でも重複する答弁についてははっきり、答弁したものは答弁したと、こういう対応をしていただきたいと、そう思います。 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) これについては先ほども答弁いたしましたけれども、147億円という基本額に対する前倒しという形での国からの補助金を出しますよと、こういうことに基づいて予算計上いたしたものでございますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 9番高橋孝二君。 ◆9番(高橋孝二君) 先ほど私、事業の内容を聞いたのであって、その際、内訳も一緒にというふうに質問しました。本会議でないと議事録残らないんですよ。担当課に行って聞いたってこれは議事録残らない。市民には周知されないんですよ。いうふうなことですから、議会で質問したことについてはやっぱり議会で明確に本会議で当局側の答弁を求めたいというのは、私は当然だろうというふうに思いますので、そういったことで質問いたしました。ですから、147億円の全体事業ということの枠はわかりましたし、前倒しというふうなこともわかりました。するとこの19億8,880万円というのは解体費とか報償費だとか、これからの事業全体の部分、それらを全部ひっくるめた追加予算なんだというふうに受けとめていいのかどうか、最後に質問いたします。 ○議長(平野牧郎君) 休憩します。            午後3時30分 休憩---------------------------------------            午後3時30分 再開 ○議長(平野牧郎君) 再開します。 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) 先ほども申し上げましたとおり、質問者もおっしゃっている項目の経費、いわゆる調査設計費、土地整備費、補償費、工事費、それからそれに伴う事務費等が合わせて147億円と、こういうことで、それに対する補助ということでございますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 10款教育費。2番千葉孝雄君。 ◆2番(千葉孝雄君) 91ページの文化財保護費のうち13節発掘調査費が100万円ほどの減と、それから93ページの12節の埋蔵文化財センター費も746万円何がしの発掘調査費が減になっておるわけでございますが、減額になった理由をお聞きしたいわけでございます。と申しますのも、さきの一般質問でも質問した経緯がございますけれども、国見山の廃寺跡等の発掘調査が今、進められているわけでございまして、さきにも現場の説明会を持ったわけでございますが、予算をフルに有効活用されまして発掘の成果を上げてほしいと、こう思っているもので質問したわけですので、減額の理由をお聞きしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) それでは、お答えをいたします。 最初に、91ページの発掘調査費の減額の理由でございますが、これにつきましては国の補助事業を得て事業を実施しているわけでございますが、当初の段階で総枠での事業の採択協議をしているわけでございますが、その段階で事業の採択が非常に難しかった部分もございます。これは個人の住宅開発等も含めてでございますが、そういう内容で国の補助とのかかわりで減額をするという内容のものでございます。 それから、93ページの発掘調査費の700万円の減額でございますが、これはいずれも原因者負担による発掘調査の内容による減額でございます。主な理由につきましては、株式会社ミヤノから委託をされておりました事業の発掘調査の中で、当初の見積もった事業費の中で発掘を実施いたしましたところ、実際に調査の結果、発掘から出る遺物の量が非常に当初の見積もりより少なかったと、そういう経過がございまして、以降の内部作業等々が事業がそれに伴って事業量が減るということもありまして事業費を減額すると、そういう内容のものでございます。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 21番高橋義麿君。 ◆21番(高橋義麿君) 89ページ、2目文化財保護費についてお聞きしますけれども、これは、例えば、旧黒沢尻町内で都市計画をやったことによっていろいろ地名が変わってきて、古い地名がなくなってきているということで、その当該する地域の人たちが窓口へ行って聞くと、予算がないとか、今はそういうことには検討してないとかということを聞くんですが、例えば、今のプラザホテルの下のあたりにわき水があって、あそこは明治天皇行幸の御座所などという石碑があったんですが、そういうふうな石碑、町内に点在する石碑とか、それから何かいわれ、いわくいわれ、そのようなものの碑をつくる計画はないのかどうか。確かに文人墨客の遺跡はそれぞれ整備されておりますけれども、いにしえをしのぶそういう資料みたいなものは今後、教育委員会ではつくっていく気があるのかないのか。ただ、予算がないというならそれなりに当局の方のお考えもお聞きしたいんですが、いかがでございましょうか。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) お答えします。 文化財の保護につきましては、従来からも文化財保護委員会の中で、いろいろと地域なり実態に即した内容について保護のあり方についていろいろと検討いただいているわけでございますので、そういった経過を含めながら順次必要なものについて整備を図っていくという考え方に立っております。よろしくお願いします。 ○議長(平野牧郎君) 21番高橋義麿君。 ◆21番(高橋義麿君) 文化財保護委員会の方でも検討して順次ということは、将来の希望として小さいその地名のいわれとか、そういうものも期待してよろしいのですか。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) そのように考えております。 ○議長(平野牧郎君) 33番高橋高志君。 ◆33番(高橋高志君) 85ページの8節の教育振興費についてお尋ねをいたしたいと思います。 最近における各学校における傷害--傷害というか、けがが非常に多く見受けられるわけでございます。それらを聞きますというと、ほとんどが肉離れあるいは腰痛、あるいは骨折というのが多いように承っておりますが、この間のNHKのラジオ体操の状況を見ましても、あるいは中学校の運動会の体操の状況を見ましても、ほとんど準備体操が十二分に行われておらないというのが、こうしたけがの原因になっているようにお話を承りましたし、実質そのようになっているのではないかというように思われました。そういう面で学校の体操の時間におけるそういう準備体操、あるいはラジオ体操というものが十二分に指導されているのかどうか、その点についてお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 教育長。 ◎教育長(成瀬延晴君) 児童生徒の運動能力にかかわることですが、先ほど例として挙げられましたラジオ体操における、何というんですかね、準備運動を初め、ラジオ体操そのものについてもその取り組み方については私も見ておりまして、非常に遺憾な状況だったと、そういうふうに把握しております。ただ、あの場合を考えれば、どういうやり方が本当はよかったのかということを反省するわけですけれども、ああいうふうに学校ごとにきちっとまとまってしまうと、周りを見るとして、周りを見ながら自分のやり方を決めていくというような考え方がまだあるわけで、ある意味で個が確立していないというか、そういった面があるわけです。あれがもしばらばらに大人の中に入ってみんなと一緒にということになれば、恐らく素直に指導者の指示に従ってやれたのではないかと、そんなふうにも思うわけですが、いずれにしても運動能力を高める指導ということは非常に大事でありまして、最近いろいろな室内の遊び等がありまして、外での遊びが少なくなっていることが一つ原因ですし、それから体育の時間におきましても、準備運動としてラジオ体操を取り上げるとか、そういうことでなくて、言うなればストレッチ体操というんでしょうか、関節とかそういったところを伸ばしたり縮めたりというようなことの準備運動、そういったものが主になっているということで、ああいうまとまったラジオ体操を余り実施していないのが現状なわけですけれども、いずれにしましても運動能力の低下は懸念すべき事項ですので、今後ともそういった面の指導を充実していきたいと、このように考えております。 ○議長(平野牧郎君) 休憩します。            午後3時39分 休憩---------------------------------------            午後3時39分 再開 ○議長(平野牧郎君) 再開します。 33番高橋高志君。 ◆33番(高橋高志君) それでは、若干申し上げたいと思いますけれども、計数にこだわらなければ質問できないのかという、実は計数を余り重点にしないけれども、例えば教育振興費においていろいろの課題が多いわけですから、そういう面での質問をいたしたわけでございます。実は最初から計数にはこだわらないでというように申し上げましたけれども、その点はいかがなものでしょうか。 ○議長(平野牧郎君) 休憩します。            午後3時40分 休憩---------------------------------------            午後3時41分 再開 ○議長(平野牧郎君) 再開をいたします。 15番及川洋一君。 ◆15番(及川洋一君) 83ページの上の方の負担金補助及び交付金の中で、第80回全国高等学校野球選手権大会記念大会出場費補助金1,000万円、その下に第43回全国高等学校軟式野球選手権大会出場費補助金60万円とあります。それで、これは多分、両方専大北上高校の全国大会への補助金だと思いますが、まず、この使うボールがかたいかやわらかいかによってこれほど補助の金額が違うものかと思うわけであります。それで、この1,000万円は去年も多分この額だと思いました。それで、この根拠は多田議員が質問して私も記憶に残っておりますので割愛させていただきますが、この60万円という額はどこから出てきたのかな、この差はどうなのかなと思ったわけです。 それから、もう一つは、この補助金額だけの範囲内で賄っているとは思われません。それで、大会の総事業費は幾らの中の幾らか。いわゆる収支決算が来ておりましたら教えていただきたい、そう思います。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) それでは、まず最初にお答えしますが、硬式野球と軟式野球の補助金の算定の基準というお話でございますが、スポーツ関係についての補助の算出につきましては、内規によりまして旅費相当の2分の1相当という考え方で従来も予算をお願いした経過がございます。今回の軟式野球につきましても、そういう基準に基づいて一応今回お願いしようとするものでありますが、硬式野球につきましては、御案内のとおり、そういう基準になじまない性格のものであるというふうに私どもは想定いたしまして、今回このような額でお願いをしているものでございます。ちなみに硬式野球の場合の総体の収支予算と申しますと、これは1億1,100万円でございます。硬式の場合には1億1,000万円のうち1,000万円の要請、軟式野球の場合については1,000万円のうち100万円の要請があった内容でございます。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 15番及川洋一君。 ◆15番(及川洋一君) それで、実際に収支決算をした結果、これは金額は余っているんでしょうかね、それとも足りないんでしょうかね。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) それでは、ちなみに硬式野球の全国大会について申し上げますが、今回は80回の記念大会でございましたけれども、その大会の収支の計算書はまだ提出されてございませんが、79回の収支計算書の資料がありますので、それに基づいてちょっとお話し申し上げます。収支の合計は1億1,126万円ほどの収入があったようでございます。そのうち北上市ほか自治体からの補助金が1,075万円ほどがございます。ちなみに収支の合計ですが、選手派遣費1,000万円、応援費4,300万円等々を含めまして7,890万円ほどの収支の結果でございまして、3,000万円ほどの、何といいますか、余裕が出ております。ただ、これにつきましては、従来からも専修大学北上高校のスポーツ奨励基金というものがございまして、それに組み入れておりまして、ちなみに去年の場合には硬式野球は国体参加の資格を得ましたので、それに対する派遣費並びにグラウンドの整備等々に使用していると、そういう報告をいただいております。 以上でございます。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 本日の会議時間は、議事の都合によりましてあらかじめ時間延長いたします。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 15番及川洋一君。 ◆15番(及川洋一君) この野球大会だけに限っては、約3,000万円ぐらいの黒字だというわけですよね。そうすると、たまたま余ったものですからよそに繰り入れて活用しているようでありますが、普通、補助金という性格上、余っているのであればことしは補助しなくてもいいんじゃないかなと単純に思うわけですが、その辺はどうお考えなんでしょうね。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) お答えしますが、先ほど申し上げましたとおり、昨年度の剰余金につきましてはスポーツ奨励基金という名目で、そういう国体派遣とか、あるいはグラウンド整備にかなり経費がかかっているということで、そういう内容で一応消化したというふうに伺っております。ことしの部分については10年度もやはり1億円相当額の予算で1,000万円の要請を受けておりますので、そういう考え方で対応させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 11款災害復旧費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 13款諸支出金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 以上で歳出を終わります。 次に、第2表継続費補正。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 第3表繰越明許費。8番鈴木健二郎君。 ◆8番(鈴木健二郎君) 9ページの繰越明許費であります。教育費のところで、仮称でありますけれども、和賀東小学校建設用地造成事業1億3,636万円とありますけれども、これは計画をお聞きしますと、今年度は用地買収をして来年度造成に入るということだと思いますが、この造成事業が総額でこの金額なのかということと、それから今年度中に買収を行うという説明でありますけれども、その地権者の理解、協力あるいはその全員の合意が得られているのかどうか、その2点お願いします。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) それでは、お答えいたします。 仮称和賀東地区の小学校の建設につきましては、用地買収につきましては地権者の合意が成立いたしまして、この秋の収穫後に売買契約を締結すると、そういう段取りで進んでおります。したがいまして、平成13年度開校を目指してこれから造成工事、建設工事を進めるわけでございますが、買収契約が締結になりましたら直ちに造成工事に着手すると、そういう段取りで今、準備を進めているところでございます。ちなみに、この秋から買収、造成工事を着手するということになりますと、どうしても寒冷積雪の時期と重複するということもございまして、年度内の完成が難しいのかなというふうに想定されますので、この事業を翌年度に繰り越して実施したいと、そのように考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 事業費につきましては、当初見積もりの段階では平均的な見積もりの仕方をさせていただきましたが、今、実際に造成工事の業務委託をお願いしているところでございまして、これが今月の末までにその造成計画の内容が出るわけでございますが、その段階で既に工事の内容が若干、造成工事等々が工事の内容がふえると、事業内容がふえるということがございます。というのは、造成工事じゃなくて、道路あるいは水路の切りかえと、そういうような工事もございますので、そういうことも含めまして事業費が若干変更になったということで、今回の追加補正もあわせてお願いすると、こういう内容でございます。
    ○議長(平野牧郎君) 8番鈴木健二郎君。 ◆8番(鈴木健二郎君) それは理解しました。聞くところによりますと、地権者からいろいろ御質問が出ているということなんですけれども、それはクリアされたのかどうか、クリアされていればいいんですけれども、例えば、これは例の藤根小学校と和賀小学校が統合されて東小学校ということになっていくと思うんですけれども、この地権者から、例えば合意の把握の仕方、それから住民の少なくない方々からこの統合はやっぱり慎重にしてほしいという、そういう実際に陳情も出ておりましたし、それについての考え方はどうなのかと。あとはこの土地の査定についてはどうなのかという、例でありますけれども、等々のいろいろ質問が出されたというふうに聞いてますけれども、これはちゃんと説明がついてクリアされているのかどうか、クリアされていればそれでいいわけですが、御答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) お答えします。 地権者に対する説明は東部小学校の建設推進委員会の合意を得た後、正式に庁内でも場所についての決定をいただきまして、実際に今、地権者との交渉に入ったわけでございますが、地権者との交渉、再三繰り返し協力依頼を申し上げ、お願いし、いろいろと進めるに当たっての、例えば個人的な事情によるいろいろな問題もございましたが、その問題については個々に対応させていただきまして、すべて合意を得ているというふうに私どもは理解しております。 ただ、一つ、土地の査定という御質問ございましたが、多分単価のことかなと思いましたが、その単価につきましては、これは財産の取得の際には御案内のとおり、内部組織であります財産の処分検討委員会がございますので、その合意を得た段階で地権者とお話をし、納得をいただいてこの秋の収穫後に契約を締結するという段取りになっております。 それから、学校関係者からもいろいろと要望がございまして、藤根地区あるいは和賀小学校地区のPTAの方々からもいろいろと御意見を伺う機会を設けまして、いろいろと御意見をちょうだいしております。これにつきましては学校の建築にかかわる問題もございます。それから、通学道路等に関する問題もございますので、これは建設推進委員会と歩調を合わせながら検討すべき内容もございますが、いずれ意見についてはどちらからも伺っておりますし、私どもの方でも前向きに検討させていただくという状況でございます。 ○議長(平野牧郎君) 20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 年度末までに造成工事が完成しないと思われるので繰越明許だと、まさにそのとおりなわけでございます。これから私お伺いするのは、今度補正で1,590万円も追加をいたしているわけでございまして、先ほどの御説明によりますと何か道路の一部とか、そういったもの等々があるので既定予算で足りないと思うから今回の1,500万円を補正するのだと、こういう御説明だったわけでございます。そこで、年度内に完成するかしないかはある程度は契約の時期によっても、いわゆる着工の時期によっても変わってくるわけですので、業者との契約の時期をおおよそいつころを予定しているかと、その時期からして3月までにはもう当然終わらないだろうという場合は、まさに繰越明許になるんでして、私お願いしたいことは、積雪寒冷地帯でございますので、できるだけ冬期間は無理な工事をしないということが望ましいんじゃないか。例えば、和賀西小学校の場合はあれは平成3年かにたしか完成したと思っていますが、あの場合なんかも相当冬期間の工事であそこのグラウンドは非常に悪いはずなんでして、そういう前例があるものだから、私はどうせ繰越明許にするのであれば、思い切って4月、5月の暖かい時期にむしろ造成した方がいいじゃないかと、そのように考えるんですが、その辺の見解についてお伺いをいたします。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) お答えいたします。 工事の進め方については御指摘のとおりでございまして、先ほど申し上げましたとおり13年度の開校という目標を持って事業を進めております。今回の地権者との売買契約が秋の収穫後に締結をされるわけですが、その後、直ちに私どもとすれば造成工事の契約を実施したいということでございまして、できる限り御指摘のあった積雪寒冷の時期にはそういうことにならないよう配慮しながら工事を進めて、残った部分については繰り越しをさせてお願いしたいと、このように考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 次に、第4表債務負担行為補正。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 第5表地方債補正。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 以上で一般会計を終わります。 次に、特別会計を行います。老人保健特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 工業団地事業特別会計。20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 1,200万円ほどの事業費追加でございますが、これを見ますと和賀中部第1地区かん排事業設計変更負担金と、こうなっております。当初予算では後藤野排水路調整ゲート事業負担金として105万9,000円ほど予算計上いたしておりますが、これとの関連性についてお伺いをいたします。 ○議長(平野牧郎君) 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) まず、後に言われました、その当初予算に計上されている部分ということでございますが、これは後藤野工業団地から出る排水等について、農業用排水路に放流するために62年度に実施した、言ってみればかさ上げと調整ゲート工事を行ったものでございますが、これにかかる経費を負担いたしておるものでございまして、63年から25年間と、こういうことでそのときの金額として1,414万円を現時点で年次で元金と利息を支払っているものでございます。それから、今回の補正に計上いたした部分についてでございますが、これについては後藤野工業団地を拡幅するという計画を前に議員の皆さんに説明をいたしておりますけれども、それに伴ってここの第1地区のかん排事業の設計変更が必要であると、こういうことでございます。既にできている計画を変更していただかなければなりませんので、この設計変更負担金として1,200万円、こういうことでございます。 ○議長(平野牧郎君) 下水道事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 農業集落排水事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 水道事業会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 以上をもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第79号平成10年度北上市一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(平野牧郎君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 ○議長(平野牧郎君) 次に、議案第80号平成10年度北上市老人保健特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 ○議長(平野牧郎君) 次に、議案第81号平成10年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 ○議長(平野牧郎君) 次に、議案第82号平成10年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 ○議長(平野牧郎君) 次に、議案第83号平成10年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 ○議長(平野牧郎君) 次に、議案第84号平成10年度北上市水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第10、発議案第6号恒久的所得減税等を求める意見書についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。     (書記朗読) ○議長(平野牧郎君) 提案理由の説明を求めます。33番高橋高志君。     (33番 高橋高志君 登壇) ◆33番(高橋高志君) ただいま提案になりました恒久的所得減税等を求める意見書についてを朗読いたしながら、皆様方にお願いを申し上げる次第でございます。 これに基づきまして意見書提出に当たりましては、この意見書の内容を朗読いたしまして提案理由の説明にかえさせていただきます。 恒久的所得減税等を求める意見書 バブル崩壊後、日本の経済は厳しい状況に直面しています。冷え込んだ景気回復のためには、個人消費を高めることが求められ、恒久的な所得減税等こそ、その決め手となります。 よって、政府においては、次の事項の実現について強く要望します。 記 1 恒久的な所得税・住民税の減税を行うこと。 2 基礎控除の引き上げを中心にして、所得税の課税最低限度額を引き上げること。 以上、地方自治法第99条第2項の規定に基づき、意見書を提出しようとするものでございます。 皆様方の御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(平野牧郎君) これより質疑に入ります。21番高橋義麿君。 ◆21番(高橋義麿君) 提出者にお聞きいたします。第1番目の恒久的な所得税・住民税の減税ということでございますけれども、確かに減税も必要でございます。これは重々承知しておりますが、その前に税制の見直しについて話し合われたかどうか、それをまず一つお聞きしたいと思います。 それと、基礎控除の引き上げを中心にして、所得税の最低限度を引き上げると、課税限度を引き上げるということでございますけれども、その中には最低限度額をどの程度まで引き上げようとするのか。 次に、現行では大体北上市民では何人ぐらいが税を免除されているのか、それから市税に対する影響はどのようになっているのか、それを話し合われたと思いますので、お答え願いたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 提案者高橋高志君。 ◆33番(高橋高志君) 恒久的な所得税及び住民税の減税を行うことにつきましては、影響等につきましても財政部長をお招きいたしまして、それらの説明を聞きながら検討を加えたものでございます。 それから、2項の基礎控除の引き上げ等につきましては、具体的に何%というようなことの論議はいたしておりません。 税制の見直しにつきましても、特にそれに波及した論議をいたしておりません。 ○議長(平野牧郎君) 休憩します。            午後4時07分 休憩---------------------------------------            午後4時07分 再開 ○議長(平野牧郎君) 再開します。 21番高橋義麿君。 ◆21番(高橋義麿君) 改めてお聞きします。税制の見直しについてどう思いますかということと、それから市税に対する影響はどのようにお考えになっているのか。この2点お聞きします。 ○議長(平野牧郎君) 質問者に申し上げますが、個人的見解を伺う質問の仕方はなじまないと思いますので、質問の仕方を変えていただきたい。 提案者高橋高志君。 ◆33番(高橋高志君) 1項の恒久的な所得税につきましても、いろいろ議論はいたしました。その経過につきましては、具体的にはいろいろとありましたけれども、現在の政府におきましては恒久的な減税等も議論の最中でもございますし、そういう面での論議はいたしました。これをまだ決定されてはおりませんけれども、私どもといたしましてはこれを取り上げて、そして提案するべきだと、意見書を出すべきだという結論に達したので、これを意見書として提出することにいたしました。 それから、2項のその他の減税に関する地方におけるその税収につきましても、先ほど申し上げましたように財政部長をお招きいたしまして、その試算等につきまして説明を受けております。 以上です。 ○議長(平野牧郎君) 15番及川洋一君。 ◆15番(及川洋一君) 私はこれに賛成であります。それで、多分この意見書をそのまま送ることになろうかなと思いますので、この文言についてちょっとお聞きしたいと思いますが、1の恒久的な所得税・住民税の減税を行うこととありますが、この恒久的なの的なというのがどういう意味なのかなと私は思うわけです。それで、私はちょっと弱いような感じがするもので、むしろ、的なというのはない方がいいのかなと思ったりしたんですが、この的なという意味を教えてください。 ○議長(平野牧郎君) 提案者高橋高志君。 ◆33番(高橋高志君) 恒久減税となりますというと永久的なというような理論もありましたし、現在使われているのは恒久的減税というような請願者の文言でもございますし、また、これらにつきましてを他の市等も参考にいたしまして、このような文言にいたしたわけでございます。 ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の通告がありますのでこれを許します。21番高橋義麿君。     (21番 高橋義麿君 登壇) ◆21番(高橋義麿君) 恒久的所得減税等を求める意見書について、私は意見書の送付に反対であります。と申しますのは、先ほど質問いたしましたけれども、恒久的な減税を行うことというよりも先にやらなければならないのは税制の見直しではないかと、そのように考えるものであります。俗に言われておりますクロヨン、9割、6割、4割、業種によって収納率が違っていると、不公平税制ではないかと、このようにも長年、取りざたされてきております。まずこの税の制度を見直し、改正してから、なおかつそれでも財源が不足を来すならばその場合はやむを得ないだろうと、そのようにも思います。それから、それと同時に、もっと先にやらなければならないのは、不況に対してということでございますけれども、むしろ消費税を5%からもっと引き下げることも大切ではないかと、そのようにも思います。 それから、2番の基礎控除の引き下げを中心とした、所得税の課税最低限を引き上げることということでございますけれども、所得税の課税最低限は現在361万6,000円ということになっております。しかし、これ以上課税最低限を引き上げるということになりますと、税収が相当減額されてくるだろうと。そうなった場合の、国はもちろんのこと地方自治体に対する影響も大ではないだろうかと、そのようにも思われます。私は、特に、今この所得税減税は思い起こしますと、さきの参議院選挙の折に各政党がそれぞれ国民の協賛を得るために打ち出した政策であって、参議院選挙が終わった途端にいつの間にか消えてしまって、今は金融制度のみ取りざたされているような状況であるということになりますと、私はまだこの意見書を送付するには早過ぎるのではないかと、もう少し時間を見てからでも遅くないのではないかと、そのように思いますので、私は今回、意見書の送付に対しては反対であります。 満堂の諸君の御賛同をお願いいたします。 ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第6号恒久的所得減税等を求める意見書についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(平野牧郎君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第11、発議案第7号医療保険制度の充実を求める意見書についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。     (書記朗読) ○議長(平野牧郎君) 提案理由の説明を求めます。10番三浦悟郎君。     (10番 三浦悟郎君 登壇) ◆10番(三浦悟郎君) ただいま上程になりました医療保険制度の充実を求める意見書について提案理由を申し上げます。 政府は医療保険制度の改正を検討されておりますが、医療保険制度の改正により国民負担の増加を強いることなく、国民が適切な医療を受けることができるよう、政府関係機関に対して 1 高齢者に新たな負担増となる高齢者医療保険の導入を行わないこと。 2 入院給食費の再値上げ、薬代の自己負担などの新たな負担増を行わないこと。 3 健康保険の本人3割負担、大病院の場合は5割負担の計画を行わないこと。の3点について強く要望し、意見書を提出しようとするものであります。 何とぞ満堂の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(平野牧郎君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第7号医療保険制度の充実を求める意見書についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第12、発議案第8号道路整備予算の大幅確保に関する意見書についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。     (書記朗読) ○議長(平野牧郎君) 提案理由の説明を求めます。5番鬼柳武司君。     (5番 鬼柳武司君 登壇) ◆5番(鬼柳武司君) 道路整備予算の大幅確保に関する意見書を朗読し、提案理由の説明にかえさせていただきます。 道路は、豊かな生活の実現と国土の均衡ある発展を図るための最も基本的な施設であり、その整備は全国各地域がひとしく熱望するところであります。 このため、本格的な高齢化社会の到来する21世紀に向け、活力ある経済に支えられた住みよい地域社会を実現するためには、道路の整備、歩行者等の安全を確保する歩道の整備など道路網の整備を長期的な視点に立って着実に促進することが重要であります。 その実現のためには、平成10年度からスタートした「新たな道路整備5箇年計画」が充実した内容で推進されることが不可欠であります。 東北地方は、広大な面積の中に豊かな自然とすぐれた文化に恵まれ、21世紀に向け大きな発展が期待されている地域であります。しかしながら、積雪寒冷の気候、急峻な地形など厳しい自然条件下にあることから、災害に強い安全で確実な交通の確保が急務であります。 とりわけ、本市においては、北東北の拠点都市として、また北上中部地方拠点都市地域の中心都市という地理的条件にあり、道路に対する依存度が極めて高く、道路整備に鋭意努力しているにかかわらず生活道路はもとより、高規格道路や隣接市町村へ通ずる道路の整備が立ちおくれているため、日常の暮らしを支える最も基本的な生活基盤である道路の整備を求める市民の声は切実なものがあります。 よって、政府においては、地方における道路整備の重要性を深く認識され、平成11年度予算編成に当たっては、道路特定財源制度を堅持するとともに、道路整備費の大幅な確保を図られるよう強く要望するものであります。 以上でございます。どうぞ満堂の御賛同をいただきますようお願いいたします。 ○議長(平野牧郎君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第8号道路整備予算の大幅確保に関する意見書についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第13、請願・陳情についてを議題といたします。 請願第2号恒久的所得減税等を求める請願のうち、請願事項第3項について、本件に対し委員長の報告を求めます。総務常任委員長小原健成君。     (総務常任委員長 小原健成君 登壇) ◆総務常任委員長(小原健成君) 総務常任委員会委員長の報告を行います。 本年3月の第69回定例会において、当委員会に付託になり継続審査となっておりました、盛岡市本町通2-1-36、岩手県労働組合連合会議長加藤辰男外2名から提出された請願第2号恒久的所得減税等を求める請願について当委員会は、3月12日、6月10日、8月31日、9月10日に会議を開き審査いたしましたので、その経過と結果について御報告をいたします。 本請願のうち第3項の趣旨は、消費税の5%への引き上げに伴い、住民の暮らしがますます深刻になっていること、また、不況から立ち直りが困難になっていることなどから、当面、消費税を3%に戻すこと、食料品に係る消費税を非課税としてほしいというものであります。 当委員会は、審査の結果、地方自治体への財政的影響--地方消費税交付金等があるわけです--があることから、採決の結果、賛成少数により不採択とすべきものと決定いたしました。 以上をもって当委員会に付託になりました案件についての報告を終わりますが、何とぞ当委員会の決定のとおり御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、報告といたします。 ○議長(平野牧郎君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより請願第2号恒久的所得減税等を求める請願のうち請願事項第3項について採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。請願第2号恒久的所得減税等を求める請願のうち、請願事項第3項について採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(平野牧郎君) 起立少数であります。よって、本件第3項は不採択と決定いたしました。 なお、請願第2号恒久的所得減税等を求める請願のうち、請願事項第3項を除き先ほど同一趣旨の発議案第6号が可決されておりますので、一事不再議の原則により、採択されたものとみなします。 次に、総務常任委員長から、目下、委員会において審査中の請願第8号北上市議会議員の定数を現状以下に削減しないことを求める請願については、さらに審査検討を必要とするため、議会閉会中の継続審査としたい旨の申し出があります。 お諮りいたします。請願第8号北上市議会議員の定数を現状以下に削減しないことを求める請願については、委員長の申し出のとおり議会閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長からの申し出のとおり議会閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 次に、請願第3号医療保険制度の連続的改悪に反対し、安心してかかりやすい医療の充実を求める請願のうち、請願事項の第4項について。陳情第2号学校給食に使用されているポリカーボネート(PC)製食器に関する陳情書。本件に対し委員長の報告を求めます。教育民生常任委員長小原健二君。     (13番 小原健二君 登壇) ◆教育民生常任委員長(小原健二君) 教育民生常任委員長報告を申し上げます。 去る3月5日の本会議におきまして、当委員会に付託になり継続審査となっておりました、盛岡市本町通2-1-36、岩手県社会保障推進協議会会長高橋八郎外2名から提出された請願第3号「医療保険制度の連続的改悪に反対し、安心してかかりやすい医療の充実を求める請願」について、9月10日に会議を開き、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 この請願の趣旨は、平成9年9月1日からの医療保険制度の改正で患者負担が増大をし、加えて、現在医療保険審議会で高齢者医療制度等の患者負担を一層ふやす改正案を審議しており、すべての国民が安心して良質な医療を受けられるよう求めるものであります。 当委員会は、審査した結果、第4項目の「当面、97年9月1日から実施されております健康保険の本人2割負担、薬代の二重取りなどの負担増を中止し、実施前の状態に戻すこと」につきましては、現在既に実施されている制度をもとに戻すことは、現場での混乱を招き、また、国民健康保険では従来から3割負担となっていることや、各健康保険財政は破綻の危機的状況にあることなどの理由により、採決の結果、全会一致をもって、不採択すべきものと決定をいたしました。 次に、去る9月3日の本会議におきまして、当委員会に付託になりました、北上市立花26-31、命とともに歩む会代表高橋典子から提出をされました陳情第2号「学校給食に使用されているポリカーボネート(PC)製食器に関する陳情書」について、9月10日に会議を開き、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 この陳情の趣旨は、現在、学校給食で使用されているポリカーボネート製食器について、熱湯を注いだ際に環境ホルモンが溶け出し、微量で乳がん細胞が増殖した実験結果から、ポリカーボネート製食器の使用を早急に中止をし、陶磁器に変更するよう求めるものであります。 当委員会は、審査した結果、「安全性が確認されるまで、疑わしいと言われている食器の使用を継続させることはできない」として、安全性を疑問視し、独自の判断で使用を中止する自治体がふえていることや、一部に厚生省の10月の中間報告を待ってから判断した方がよいという意見もあったものの、児童・生徒の命を守ることが第一であるという観点から、当市としても早急に対策を講じる必要があるということから、採決の結果、全会一致をもって、採択すべきものと決定をいたしました。 以上をもって、当委員会に付託になりました請願及び陳情についての報告を終わりますが、何とぞ当委員会の決定どおり御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、報告を終わります。 ○議長(平野牧郎君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより請願第3号医療保険制度の連続的改悪に反対し、安心してかかりやすい医療の充実を求める請願のうち、請願事項第4項を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。請願第3号のうち、請願事項第4項について採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(平野牧郎君) 起立少数であります。よって、本件第4項は不採択と決定いたしました。 なお、請願第3号医療保険制度の連続的改悪に反対し、安心してかかりやすい医療の充実を求める請願のうち、請願事項第4項を除き先ほど同一趣旨の発議案第7号が可決されておりますので、一事不再議の原則により、採択されたものとみなします。 次に、陳情第2号学校給食に使用されているポリカーボネート製食器に関する陳情書を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は採択であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は採択と決定いたしました。 次に、産業経済常任委員長から、目下、委員会において審査中の請願第4号労働時間及び雇用に関する労働契約など労働法制の抜本改正を求める請願については、さらに審査検討を必要とするため、再度議会閉会中の継続審査としたい旨の申し出があります。 お諮りいたします。請願第4号労働時間及び雇用に関する労働契約など労働法制の抜本改正を求める請願については、委員長の申し出のとおり、再度議会閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長からの申し出のとおり、議会閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって第75回北上市議会定例会を閉会いたします。            午後4時37分 閉会地方自治法第123号第2項の規定によりここに署名する。       北上市議会議長  平野牧郎       北上市議会議員  菅原行徳       北上市議会議員  菊池基行...